商品番号:1533924
(税込)
【 仕入担当 更屋より 】
ほんのり優しげな表情…
女性らしい淑やかな意匠に惹かれ…
刺繍や金彩を一切用いない、本加賀友禅のおきもの。
ただひたすら純粋に、その染めの美しさをご堪能いただける…
本加賀友禅作家『南克治』氏の本加賀友禅付下げ着尺と西陣『ふくい』より「つづれ唐織」の袋帯を合わせご紹介いたします。
繊細な意匠の美しさ。
見れば見るほどその染めの深さと色彩使いには、見惚れるほどの魅力がございます。
一人の作家さんが全ての工程に携わる加賀友禅とは異なり、各工程それぞれの匠が、誇りを持った仕事ぶりを発揮。
その道を追求した職人技の結晶が、すばらしい一枚のお着物には彩りも上品な古典柄を織り上げた袋帯をコーディネートいたしました。
華美すぎない、しかし確かな気品を感じるセット…
ご覧いただければご納得いただけると存じますので、
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
≪着物≫
しっとりと肌にやわらかく、
それでいてさらりとなめらかな特選濱ちりめん地。
その上質地を落ち着きのある薄黄色に染め上げました。
お柄には、目を惹く色彩美で茶屋辻文様をあらわし
加賀友禅の魅力を存分に生かした、実に良い具合の表現。
香りたつようなその色彩美…
その染め色の美しさは、秀逸です。
本加賀の写実性に、現代の地風を読んだハイセンスな素晴らしい逸品です。
自然の情景をここまで表現できる、伝統文化の圧巻の美しき彩り。
作り手の気持ちと心を込めた技とがあらわれた一品でございます。
お召しになられたときの着姿の美しさでは、本加賀に勝るものはございません。
是非お手元でご覧いただきたく思います。
受け継いでゆくひと品として、末永く存分にご堪能下さいませ。
≪帯≫
しなやかかつ独特のシャリ感のある薄手に
織り上げられたオフホワイト地に、おだやかな彩りの
絵緯糸と金糸の濃淡にて、小花などを込めた花菱が
バランスよく織り出されております。
【 加賀友禅について 】
加賀百万石の城下町には、古くから「加賀染」といわれる染色法がありました。
京の都で画期的な友禅染めを大流行させた宮崎友禅斎が晩年に加賀へ戻り、
その技法を伝えたことが、加賀友禅の基礎となったとされております。
特徴は五彩といわれる暖かな色彩に、花鳥山水を描いた絵画的な構図、
そして模様の外から内へぼかしをいれる技法。
加賀友禅作家の工房で10余年もの修行をして師匠に認めてもらえなければ、
作家として独立できないと言われるほどの厳しい世界。
熟達した感性と高度な技術。
写生を基本に描かれる本加賀友禅は、染め色の美しさや深み、
卓越したデッサン力と意匠の美しさを存分にご堪能いただける、特別なものです。
一貫してひとりの作家さんが仕上げますので、作家さんの感性や技術力、
まさに≪作家性≫とも呼ぶべきものを、あふれるように感じ取っていただけることでしょう。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
【着物】
絹100%
たちきり身丈180cm 内巾36cm(最長裄丈68cm 最長肩巾34cmまで)
白生地には特選濱ちりめん地を用いております。
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
絹100%
たちきり身丈182cm 内巾37cm(最大裄丈約70cm)
白生地には、特選濱ちりめん地を用いております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、お食事会、お付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
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