商品番号:1534091
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
憧れの本加賀友禅のお着物…。
加賀友禅作家【 吉川久仁 】氏が染め成した
侘び寂びの風情あふれる美しい色留袖に
唐織の名門【 河合美術織物 】。
西陣の老舗がその織技を駆使して富貴に織りあげた、
素晴らしい特選袋帯を合わせました。
絹というキャンバスに加賀友禅らしい彩りで表現された
爛漫の美世界をどうかお見逃しの無いようにお願い致します。
【 お色柄 】
[お着物]
しっとりと肌にやわらかく、水分を含んだように滑らかな上質のちりめん地。
その絹地を、穏やかな麦藁色を基調に染めて。
ご覧いただけますでしょうか。
美しく、本当に細やかなに染め描かれた草花模様。
山を背景にして、松竹梅と波の模様を描き
その周囲に小鳥が舞う様子も加えた淑やかな気品を感じる面持ち…
すっと染料を含みとり、そっと絹地にのせた瞬間のみずみずしさ。
大変品良く、格別に映える一枚に仕上げられました。
染め色の美しさは、秀逸です。
日本人の心に響く、優しい感性に満ちたひと品。
さらりとさりげなく、着こなしていただきやすい創作品です。
[帯]
ずっしりとした重厚な重み、そして緻密にして丁寧な織りあがり。
なかなかお目にかかれない逸品ものです。
深い黒色を基調とした帯地。
たっぷりとした金糸と、鮮やかな朱色などを用いて、
「吉祥宝亀甲文」の意匠がなんとも格調高い印象で織り成されました。
意匠は輝きに満ち、典雅な古典美の世界を繰り広げます。
おきものをご存知ない方でも、きっとすぐに「よきもの」おわかりいただけます。
悠久の美を感じさせる表情。
さすが河合美術ならではの贅沢な織り上がりです。
【 商品の状態 】
[お着物]
中古品として仕入れて参りました。
裾周り小さなシミが見受けられます。
※矢印の巾は1cmです。
地色に近い印象で、間近で見てようやく分かる程度です。
保管の際のたたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービス致します。
お届けまで1週間ほど頂きます。
[帯]
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 加賀友禅について 】
加賀百万石の城下町には、古くから「加賀染」といわれる染色法がありました。
京の都で画期的な友禅染めを大流行させた宮崎友禅斎が晩年に加賀へ戻り、
その技法を伝えたことが、加賀友禅の基礎となったとされております。
特徴は五彩といわれる暖かな色彩に、花鳥山水を描いた絵画的な構図、
そして模様の外から内へぼかしをいれる技法。
加賀友禅作家の工房で10余年もの修行をして師匠に認めてもらえなければ、
作家として独立できないと言われるほどの厳しい世界。
熟達した感性と高度な技術。
写生を基本に描かれる本加賀友禅は、染め色の美しさや深み、
卓越したデッサン力と意匠の美しさを存分にご堪能いただける、特別なものです。
一貫してひとりの作家さんが仕上げますので、作家さんの感性や技術力、
まさに≪作家性≫とも呼ぶべきものを、あふれるように感じ取っていただけることでしょう。
【 河合美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.47
1908年(明治41年)創業
西陣の老舗機屋。
唐織を得意とし、古典を学びそれを現在の感性で
育み、美術織物と呼ばれるにふさわしい芸術性を
兼備した帯を製織している。
下鴨河合神社の社家の一族である
初代河合政次郎が唐織の製織を開始。
1929年二代目河合太三が家業に従事。
初代と力を合わせて家業の発展に尽力。
第二次世界大戦中や戦後の統制経済下に
あっても通産省の手工業技術保持者の指定を受け
西陣織技術保存に多大に貢献する。
1978年に三代目河合大介が社長就任。
後、政次郎、太三両名で唐織の集大成とも
いうべき能装束の復元に全力を注ぎ、
1984年には能楽金剛流二十五世宗家・金剛巌師の
指導、監修のもと、徳川中期の能装束名品十領の復元を完成。
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
[お着物]
表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
※木瓜の染め抜き一つ紋が入っています。
※パールトーン加工済
[帯]
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ4.3m
耳の縫製:袋縫い
柄付け:六通柄
※関西仕立て
身丈(背より) | 157cm (適応身長162cm~152cm) (4尺1寸4分) |
---|---|
裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 47.5cm(1尺2寸5分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.2cm(8寸0分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶、会食など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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