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東京友禅は、東京で生産されている手描き友禅です。
多色で華やかな京友禅に比べると、東京友禅では抑えた色調や、個性や粋を感じさせる意匠が多くみられるのが特徴です。1980年に「東京手描友禅」の名称で、経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されました。
基本的な技法は他産地の友禅染と同じですが、京都のように分業制はとらず、図案、下絵、色挿し、仕上げまでの工程が、模様師と呼ばれる技術者を中心にして、多くは一貫作業で行われています。染めの技術は糸目友禅を基本に、ロウケツ染、無線友禅の3つが代表的。糊置きでは真糊もゴム糊も使われ、金彩や刺繍の加飾も用いられます。
歴史
江戸時代、人気扇絵師・宮崎友禅斎から名称がつけられた「友禅染」。技法そのものは、遅くとも1600年代中頃までには確立していました。
江戸時代中期、武家政治の中心として栄えた江戸には、「くだりもの」と言われる関西方面からの産物がたくさん集まってきました。また大名家の参勤交代などに伴って、大名のおかかえ染師などが江戸に移り住むようになります。地方との交流などからも各種の技法が伝えられ、町人文化の発達とともに、江戸の好みに合った物作りがされるようになりました。染物を作るには各制作工程できれいな水が欠かせないため、隅田川や神田川の河川流域には多くの染師や職人が移り住みました。
明治時代、東京が首都となってからは、東京らしいモダニズムを感じさせる友禅染が発展しました。今も新宿区など神田川の流域には染色の作家や工房、関係する業者などが多く存在し、東京の地場産業として地域の文化を担う役割を果たしています。
東京友禅で作られる和装品には、振袖、留袖、訪問着、付け下げ、名古屋帯などがあります。東京友禅の色柄は多種多様なので、着る目的や場所、好みを店舗スタッフに伝えると、品物選びやコーディネイトなどのアドバイスがもらいやすくなります。
着物の代表的な着用場所としては以下のようになります。
振袖なら、未婚女性の第一礼装として、成人式、卒業式、謝恩会、結婚披露宴、豪華なパーティ、格式のある茶会など。
留袖・訪問着・付け下げは、結婚披露宴、セレモニー、パーティ、食事会、茶会など。
名古屋帯は、格式ばらないパーティ、お稽古、食事、外出など。
京都きもの市場では、幅広いラインナップで東京友禅を取り扱っております。
ご予算やお好みに応じたご提案をいたします。
また、イメージに合った東京友禅の作品をお探ししてご提案することも可能です。
お気に入りの特別なお求め品となるよう、一生懸命にご対応させていただきます。
東京友禅の商品に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。