有松鳴海絞りの商品一覧

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有松鳴海絞りは、愛知県名古屋市の有松、鳴海地区を中心に作られている絞り染めです。木綿の浴衣や、正絹の着物があり、絞り技法を駆使した表現や大胆なデザインが特徴です。絞り技法は約60種類で、代表的な技法には、縫絞り、蜘蛛絞り、三浦絞り、雪花絞り、巻き上げ絞りなどがあります。1975年(昭和50年)に経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されました。
絞りの生産工程は分業制です。制作過程では、まず図案通りに型紙を彫り、布に青花で下絵摺りをして、その布を絞り技法に合わせて糸で括ります。絞りの技術者は通常ひとり1技法を専門としています。一般に「機械絞り」と呼ばれるものでも、使うのはシンプルな道具で、手でひとつずつ括る作業には変わりなく、完全に機械化された絞りはありません。生地に括り加工を終えたら染色します。糸で括られた部分には染料が乗らないため、糸抜きをすると様々な絞り模様が浮かび上がります。絞りで縮んだ生地を指定の寸法に合わせて伸ばして仕上げます。
歴史
1608年、東海道筋の整備のために有松は開村されました。開拓のリーダーだった竹田庄九郎は絞り染に注目し、名古屋城の築城に来た豊後人の衣類の絞りに着想を得て、蜘蛛絞りの手拭いを作り、旅人に売ったといわれています。また、豊後の医師である三浦玄忠の妻により、豊後から三浦絞りも伝えられました。有松は多くの旅人が通行し、近隣には三河木綿など木綿産地があり、尾張藩の保護を得たことなどもあって、木綿絞りは繁栄します。絞りの手拭いは土産物として大人気になりました。生産が増えると絞りと染めの分業化が進み、鳴海を含む周辺地域への下請けも広く行われていたようです。町人文化が発達すると、町人の間で絞りの手拭いや浴衣が流行して、絞りは東海道の名産物として有名になりました。江戸後期の浮世絵には絞りの衣類を着用した役者絵や美人画が多数見られます。
明治時代になると、尾張藩の保護がなくなり、東海道も寂れて絞り染が衰退します。しかし、絞りの新技法を開発して、東海道線の鉄道を使って全国に販路を拡大。化学染料も導入されて多色の絞りが可能になり、嵐絞りを開発するなど、多数の特許や新案を開発します。こうして多種類の技法を持つ絞り染の一大産地となり、現在に至っています。
有松鳴海絞の和装品としては、木綿の浴衣が代表的です。現在は紺地の他、多彩な色の浴衣があり、バリエーションが豊富です。絹地の絞りの着物には、訪問着や小紋などが作られています。
絞りの浴衣は、衿を付けて夏の着物としても着られます。夏のお出掛けにおすすめです。
絹の絞りの着物は、多様な技法があるため印象は様々ですが、有松鳴海絞りらしいおおらかな表情を生かして、おしゃれ着として装うと素敵です。パーティ、食事会、個性的に装いたいシーンなどで着るのがおすすめです。
京都きもの市場では、幅広いラインナップで有松鳴海絞りを取り扱っております。
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また、イメージに合った有松鳴海絞りの作品をお探ししてご提案することも可能です。
お気に入りの特別なお求め品となるよう、一生懸命にご対応させていただきます。
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