明石縮

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明石縮は新潟県の十日町市で作られる夏用の絹縮です。薄く透け感があり、シャリッとした清涼感のある生地と、クラシカルな雰囲気が魅力です。模様を経糸で表す縦絣が特徴です。
糸は生糸、玉糸を使用します。絣糸染めをするときは、定規に沿って糸に墨で印を付け、摺込みヘラと呼ばれるヘラで染料を糸に摺込みます。緯糸には、ちぢみ独特のシボを出すために、強い撚りをかけます。この緯糸に使う強撚糸に特徴があり、八丁撚糸機を使って、27デニールの糸に1mあたり約4000回の撚りを掛けます。糸にとても強い撚りを掛けることでシャリ感のある独特の地風に仕上がります。糸を織機にセットし、経緯の絣模様の位置を見ながら織機で織り上げます。最後に湯もみで独特のシボを出して仕上げます。
歴史
越後は豪雪地帯であり、雪に閉ざされる農閑期の仕事として麻織物が盛んでした。江戸時代初期、播州明石から堀次郎将俊が小千谷に移住し、撚糸の技術を伝えて麻縮が誕生します。越後縮と呼ばれて武士の式服に利用され、現在の十日町、小千谷市、塩沢・六日町を含む、旧魚沼郡の広い地域で作られました。
しかし江戸時代後期、武家の衰退などの社会の変化から越後縮の需要が激減します。1829年(文政12年)、西陣の織物職人が、「隙綾織(すきやおり)」という絹糸に強い撚りを掛けた縮織の技術を伝授。これが十日町の絹織物の始まりで、十日町産地は麻から絹への道を進み始めます。明治初期には絹縮の「十日町隙綾織」が人気となりました。
1887年(明治20年)頃、京都の西陣の夏用の反物の見本を持ち帰ったことから研究が進められ、明治中頃から「明石縮」が発売。軽くて薄い生地は「蝉の羽」に例えられ、大正末から昭和初期にかけて爆発的な人気となりました。
戦後は激減しましたが、「吉澤織物」が1970年代後半に復刻させると人気が再燃。1982年に「十日町明石ちぢみ」の名称で、経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されました。今もレトロな独特な趣が好まれて、根強い支持を得ています。
明石縮は夏用の着物で、透け感と独特のレトロな趣が魅力です。夏のお洒落着として、パーティ、食事会、観劇、個性的に装いたいシーン、各種のお出掛けのときなどにご着用ください。
京都きもの市場では、幅広いラインナップで明石縮を取り扱っております。
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明石縮の商品に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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