久米島紬

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沖縄県の離島、久米島で織られる紬です。久米島は、沖縄本島から西に約100キロにある沖縄諸島で最も西に位置します。中国やアジア諸国から絣の技術が久米島に伝わり、沖縄本島、奄美大島を経て、日本全国に伝播していったという説があることから、久米島絣は「日本の絣の源流」とも言われています。
久米島紬といえば、「煤竹色」とよばれる黒褐色の地色に、沖縄伝統の絣模様を織り出したものが有名です。この黒褐色は、グール(サルトリイバラ)染め、テカチ(車輪梅)染めを数十回行ってから、島の鉄分を含む泥に浸して鉄媒染して染めます。沖縄染織のなかでは、最も回数多く繰り返して染めることも特徴で、大変手間が掛かります。
黒褐色の紬以外にも、島内に生える蘇鉄、ユウナ、月桃などを使った、明るい印象の草木染や、島の土を染材にした「大地染」の紬など、バリエーションは豊富です。絣模様にはたくさんの種類があり、沖縄の自然や動植物、生活用品からとった名前が付けられています。
経糸には生糸または手紡ぎ真綿糸、緯糸には手紡ぎ真綿糸を使います。絣糸作りは「絵図式」で行います。図案に沿って木綿の白糸を張り、図案の絣に合わせて墨で印をつけ、その糸(種糸)を目安にして、紬糸の防染部分を括ります。高機で手織りし、布面を木槌で叩く「砧打ち」をして生地を整えて仕上げます。基本的にひとりの作り手が全工程を手掛けます。
久米島紬の歴史は、15世紀の後半に堂の比屋と呼ばれる人物が、中国から養蚕産業を学び、広めたことから始まったと伝えられています。1619年、越前より坂元普基(もとひろ)が来島して蚕の飼い方や桑栽培、真綿の製法を伝え、その後、薩摩より友寄景友(かげとも)が来島し、紬の織り方と糸の染め方を伝えました。
1609年に薩摩の侵略を受けて以後、女性は税として布を収めることが課せられました。琉球王府が作った「御絵図帳」で指定の図柄を、厳しい管理のもとで織ったといいます。18世紀以後は生産が増えて、天保年間(1831~1845)には交易で江戸に渡った久米島紬が「琉球紬」という名でもてはやされたといいます。
明治30年代以降、貢納布の制度はなくなり、産業としての生産が始まりました。大正時代になると大変人気となり、本州の他産地で久米島紬に似せた商品がいくつも売り出されるように。山形県米沢市の「米流(米沢琉球)はその名残です。第二次世界大戦で中断しましたが、戦後は復興し、1975年に経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定。2004年に久米島紬の伝統技術が国の重要無形文化財に指定されました。
久米島紬の和装品には、着物や名古屋帯があります。着用場所には、格式張らないパーティ、食事会、観劇、お洒落をしたいシーン、カジュアルなお出掛けなどにおすすめです。沖縄らしい個性を生かして自由な装いを楽しみましょう。
京都きもの市場では、幅広いラインナップで久米島紬を取り扱っております。
ご予算やお好みに応じたご提案をいたします。
また、イメージに合った久米島紬の作品をお探ししてご提案することも可能です。
お気に入りの特別なお求め品となるよう、一生懸命にご対応させて頂きます。
久米島紬の商品に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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