商品番号:1531737
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
西陣の老舗、名門織元【藤原】。
得意とする唐織の匠技が素晴らしい、富貴な袋帯をご紹介いたします。
本品は、単衣から夏に向けてお締め頂ける軽やかな帯地の作品です。
西陣織の名機【藤原】さんによる軽やかな風合いの袋帯を入荷致しました!
今後ますますお見掛けする機会の減ってしまう作品のため、
良柄を選んで頂ける間にご紹介したく、入荷したものです。
【 お色柄 】
有職織物の頂点、”唐織”のフォーマル帯です。
落ち着いたオフホワイトをベースにした帯地は、
薄っすらとした透け感のある軽やかな地風。
そっと横段の地紋も浮かべた帯地は、
さりげなくも「上等」の表情を語りかけてきます。
軽く涼やかな帯地に表されたのは、「上代華文集」の古典意匠。
艷やかな金糸にそっと彩りを加えて表現したお柄は高貴に澄みきって。
ふっくらとしたぬき糸使いはさすが藤原ならでは。
唐織の魅力を存分にお楽しみいただけます。
夏場にも対応できるフォーマルに、「本物」が本当に少なくなりました。
お探しの方には是非にとおすすめいたします。
【 藤原について 】
【藤原】さんは織りの本場西陣においても随一の唐織技術を持つ
名門中の名門でございます。
振袖向けの華やかな帯から、安定の古典柄フォーマル帯。
また涼やかな夏物など様々な帯を制作されています。
残念ながら、2021年の夏をもって機を下ろされました。
そのため、今後新たな作品が生み出されることはございません。
※既に西陣織工業組合からも脱退されています。
【 藤原について 】
西陣織工業組合所属時の
西陣織工業組合証紙はNo.107
※2021年廃業。
菱形に「藤」の文字のロゴを使用。
嘉永年間創業の西陣の老舗機屋。
は主に礼装用の唐織や引き箔、駒箔の格調ある文様の
振袖や留袖用の礼装袋帯の制作を得意とする。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金銀糸風繊維除く)
長さ4.45m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.107 藤原謹製
耳の縫製:袋縫い
◇六通柄
◆最適な着用時期 6月~9月(単衣~盛夏)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 式典、パーティー、お食事会、観劇など。
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地
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