商品番号:1522469
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
格調ある装い…
重厚な意匠からは想像出来ないほどの軽さ…
それでいて感じる「伝統」という名の重み。
流行り廃りのないお色柄と確かな気品をお約束する一条。
心に響く、すばらしい風格の作品が入荷いたしました。
一流の呉服店にしか作品を譲らないことで知られる『北尾織物匠』。
帯の世界に詳しい方にとって「北尾の帯」は、憧れの的とも言えましょう。
誠に残念ながら、機織りをやめてしまわれましたので、
今後二度と織り上げることのできない逸品となりました。
現品限り、お見逃しなきようお願い申し上げます。
【 お色柄 】
銘「 琳派御山文 」
しなやかな質感に密な織味、程よい張りを感じさせる綴れの帯地。
変わり段文にて表された菱文や梅の意匠は落ち着いた色彩にて
立体感たっぷりに織り表されました。
ふんだんに用いられた金糸の輝きも決して華美すぎず、品よく煌いて…
光の粒を撒いたような象牙色の帯地はお柄を惹きたてます。
お柄は重厚でいながら、織味は軽くしなやかでございますので
長時間結んでいただきましても負担にならない仕上がりでございます。
流行り廃りのないお色柄でございますので長く重宝していただけ
古典模様をまとう喜びをお楽しみいただけることと存じます。
留袖、訪問着、付下げ、色無地などのお着物とのコーディネートで、
その確かな織、一線を画する高雅な帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
たれ先の織り込みを確認するために一部縫製を解いております。
お届け前には口閉じをさせていただきます。
【 北尾織物匠について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.7
1947年(昭和22年)創業
2016年廃業
一流どころにしか作品を譲らないことで
知られていた西陣の名門機屋。
「錦繍」など高級袋帯を展開していたことで有名。
技術力の高さから、製織品は「北尾の帯」として
広く知られている。西陣織工業組合に設立から在籍、
西陣織の業界発展の一翼も担っていた。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、初釜、お付き添いなど
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、紋付き色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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