商品番号:1521623
(税込)
【仕入担当 竹中より】
北尾織物匠の極上品…
目にしただけで、皆様をうならせる仕上がり。
重厚な意匠からは信じられないほどの軽さ、
それでいて感じる「伝統」という名の重み。心に響く、
すばらしい風格の作品が入荷いたしました。
一流の呉服店にしか作品を譲らないことで知られる北尾織物匠。
帯の世界に詳しい方にとって「北尾の帯」は、憧れの的とも言えましょう。
世代を超えてお締めいただける丁寧な丁寧な織りと、
京の老舗らしい洗練された古典意匠の世界、その美的感性。
きっと画面上からでも、十分に感じとっていただけることと思います。
誠に残念ながら、機織りをやめてしまわれましたので、
今後二度と織り上げることのできない逸品となりました。
現品限り、お見逃しなきようお願い申し上げます。
【お色柄】
しなやかかつやわらか…
しっとりとした織りくちでありながらも力強く、
実になめらかな絹錦に仕上がった、凛とした黒色の帯地。
ふうわりとほのかに光をはらみ、なんとも美しく織り上げられております。
躍動感あふれて織り上げられたのは、
典雅なムードに包まれた、個性溢れる意匠。
色彩豊かにあらわされたその意匠は「錦繍楽舞胡人図」と題されました。
その構図のひとつひとつ、バランス感覚、彩りのメリハリ、
ぜひともじっくりと、お手元でご覧いただきたく思います。
おきものを活かし、帯自身も映えるこの上ないコーディネートになります。
色留袖、訪問着、付け下げ、紋付色無地といったおきものに、
品格ある帯姿をお約束いたします。
母から娘へ末永く受け継いでゆくひと品として、自信をもっておすすめいたします。
どうぞこの機会をお見逃しないようにお願いいたします。
【 北尾織物匠について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.7
1947年(昭和22年)創業
2016年廃業
一流どころにしか作品を譲らないことで
知られていた西陣の名門機屋。
「錦繍」など高級袋帯を展開していたことで有名。
技術力の高さから、製織品は「北尾の帯」として
広く知られている。西陣織工業組合に設立から在籍、
西陣織の業界発展の一翼も担っていた。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹90% 指定外繊維(紙)、ポリエステル、綿10% 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.7 北尾織物匠謹製
耳の縫製:かがり縫い
お柄つ付け:六通柄
西陣手織証紙がついています。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、観劇など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、紋付色無地
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