商品番号:1522587
【 仕入れ担当 戸高より 】
着物の本場、京都であってもお見かけする機会は限られており、
ご紹介させていただく事もこれまでに数える程度…。
希少な逸品をご紹介致します。
この度、メーカーさんと懇意にされている問屋さんにて
無理を言ってお借りすることが叶いました。
幕府の大奥や数々の大名が愛した最高峰の織物。
中国綴れではございません、西陣手織り綴れの一つ…。
天保4年、1833年に西陣の地で創業し以来180年余りに渡り、
綴れ帯のみにその力のすべてを注いでまいりました織元。
ご存じ【 浅田綴 】が織り上げる特別な一条でございます。
爪にヤスリを当て、ノコギリのように刻み、
経糸を一つ一つ搔き寄せて織り上がる文様。
爪掻本綴れという織物は一日数センチしか織り綴ることが出来ず、
一つの作品が完成するまでには何か月もかかる代物でございます。
職人は完全に自身の手のみを信用し感性、技術、魂さえも込め、
悠久にも近い美を求めて命を注いでおります。
ご紹介にあたってお値段の公表は出来かねますが、
お問い合わせ頂きましたらきっと驚かれるほどのお値打ちにてご案内致しましょう。
また、綴れ織りの帯は専門の方法でしかお仕立てすることができません。
織元が直接御仕立てを行いますのでお仕立て代はサービスさせていただきます。
それでは数々の評議大会で賞を獲得している
【 浅田綴 】の極上の世界をご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
銘[ かすみ華紋 ]
織りにおきましては、紛れもない手織りの逸品。
名門が生み出した新しい綴れのカタチを、
是非お手元にて存分にご堪能頂きたく思います。
格調高い帯地に表現された意匠は「かすみ華紋」。
金糸が蜜に織り込まれた清雅な豪奢な帯地…。
お太鼓と前柄に浮かぶのは、かすみ模様を背景にした華紋。
淡い帯地の中で映えるキリッとモダンな彩りが雅やかな品格を放ち、
見る者の目を惹き付けてやみません。
「和の伝統」という大きな歴史と共に
大切に受け継いでいただければと願っております。
ぜひこの機会に…。お気軽にお問い合わせお待ちしております。
【 爪掻本綴帯織元 西陣浅田綴について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.345
1844年(天保四年)創業
1954年(昭和29年)設立
創業者 初代・浅田勢為
西陣の爪掻本綴帯の織元
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹95%以上 金属糸風繊維5%未満
長さ3.6m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.345 浅田綴謹製
お柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 9月~翌5月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お付き添い、お茶会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
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