商品番号:1521622
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
重厚な意匠からは信じられないほどの軽さ、
それでいて感じる「伝統」という名の重み。
心に響く、すばらしい風格の作品が入荷いたしました。
一流の呉服店にしか作品を譲らないことで知られる今はなき北尾織物匠。
帯の世界に詳しい方にとって「北尾の帯」は、憧れの的とも言えましょう。
残念ながら現在では機をあげておられる為
入荷が難しいお品となっています
世代を超えてお締めいただける丁寧な丁寧な織りと、
京の老舗らしい洗練された古典意匠の世界、その美的感性。
きっと画面上からでも、十分に感じとっていただけることと思います。
【お色柄】
「宝菱取紋」
この精緻な織を、どうぞご覧下さいませ。
高級感溢れる、深みの黒の錦の帯地。
そして壮麗に煌めく箔使いにて
菱襷模様を織りで出し
そのあいまにふっくらとした唐織にて
打出の小槌や巾着 簑笠 丁字などの宝紋と
七宝 亀甲などの有職紋を6通にわたり
多彩に織り上げました。
また、こちらのお品は裏表、継ぎ目のない本袋で仕上げられています。
高級品にのみ許される、本袋帯。
本袋とは、表地と裏地を袋状に織り上げる技法のことです。
表地と裏地を後から縫い合わせる一般的な袋帯と異なり、
織り人は、織り上げて裏返すまで、柄の出来や傷の有無すら確認できません。
外側から内側の様子を予測して織り進めなければなりませんので
きっとその難しさはご想像いただけることでしょう。
その構図のひとつひとつ、バランス感覚、彩りの調和…
是非ともじっくりと、お手元でご覧いただきたく思います。
お着物を活かし、帯自身も映えるこの上ないコーディネートになります。
振袖から、逸品訪問着に合わせて、品格ある帯姿をお約束いたします。
母から娘へ末永く受け継いでゆくひと品として、自信をもっておすすめいたします。
どうぞこの機会をお見逃しないようにお願いいたします。
この度の特別入荷品となります。
どうぞ、お見逃しなさいませんようお願い致します。
【 北尾織物匠について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.7
1947年(昭和22年)創業
2016年廃業
一流どころにしか作品を譲らないことで
知られていた西陣の名門機屋。
「錦繍」など高級袋帯を展開していたことで有名。
技術力の高さから、製織品は「北尾の帯」として
広く知られている。西陣織工業組合に設立から在籍、
西陣織の業界発展の一翼も担っていた。
【 栃尾紬について 】
新潟県長岡市の栃尾地域で
江戸時代中期に興った絹織物。
家内で自給自足の平常着として
作られていたものが栃堀村の里庄、
植村角左衛門により郷土の産業として奨励され、
越後の特産品として全国に名を馳せたと言われる。
現在では栃尾で織られた、手織、機械織りも含め
紬糸だけではなく繭から引いた手引きや
機械引きの絹糸、節糸で織ったものも
総称し「栃尾紬」と呼ばれている。
平織のみではなく、綾織や八つ橋織など
織り方も様々で、糸織りを主としながら玉糸や
節糸を用いるなど工夫がこらされた絹織物である。
一見すると綿織物のような地風であるが
絹特有の光沢があり、しぶく目立たないため
凝った趣向とすぐれた品質が評判となり
主として江戸の町人の伊達者間でもてはやされた。
絹75% 金属糸風繊維25% 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.7 北尾織物匠謹製
本袋 ◇六通柄
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 10代~30代
◆着用シーン 成人式、初釜などの格高いお茶席、結婚式、パーティーなど。
◆あわせる着物 振袖、訪問着、付下げ
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