商品番号:1521797
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【 仕入れ担当 戸高より 】
この度ご紹介致しますのは、東京友禅の作家
【 坂江伸仁 】氏の艷やかな表情、美しく高雅な織美。
流石は観世流の能装束を手がける名門【 有職織匠・錦松織物 】。
室町後期に中国より伝来した唐織の技術を
真摯に現代に継承する西陣老舗の逸品を合わせました。
2024年は【 坂江伸仁 】氏が友禅に触れて始めてから、ちょうど50年の節目。
各工程の出来栄えは「美しいキモノ」に掲載されている
氏の作品をご覧になられましたら、良く伝わってくるでしょう。
その上【 坂江伸仁 】氏が創造する
独自の世界観をお楽しみになることができると存じます。
今一番波に乗っている【 坂江伸仁 】氏の作品を
この度特別に入荷致しました。
迫力がありつつも志事が非常に繊細で美しい面持ちを。
貴方にも感じていただきたいと思っております。
期間限定ですのでどうかお見逃しなく!
【 お色柄 】
[お着物]
サラリと。
本当に手触りの滑らかな地をごくごく淡い翡翠色に染め成して。
細やかな地紋を浮かべた紋意匠地でございます。
意匠には、一枚一枚別の色彩を持つ葉に多彩な薔薇と菊を描き上げました。
花の濃淡にはふんわりと、
少しの風でも吹いていきそうな柔らかさを持たせ、
葉のシャープな硬さはトゲまでもこの目に捉えてさせてくれる。
込められた銀彩は今まで見たことが無いほど
写実的に花の意匠を引き立てて、しみじみと風雅な趣きの妙。
大胆な糸目、緻密なぼかし、丁寧な友禅の色挿し、
その全てが熟練の手技により見ごたえのある仕上がりとなりました。
[帯]
お手に触れて頂ければわかるかと存じ上げますが、
重厚な見た目に反して大変軽やかでしなやかな質感に仕上がっております。
さらりとした質感の唐絹の帯地は白鼠色に銀糸を織り込み唐花模様を表して。
軽やかな風合いの帯地に、高雅な金銀糸に爽やかな絹糸を用いた
繊細に織り成された四神を込めた鏡裏の意匠。
キリッと映えるモダンな配色が醸す、
奥ゆかしきムードが立ち込めた素晴しきひと品でございます。
お色使いもしっとりと品良く、大人の女性の品格ある帯姿に、
これほどふさわしいお品はないことと思います。
お着物に精通している方におすすめ致します。
留袖、訪問着、付下げ、色無地などのお着物とのコーディネートで
この帯の放つ吉祥性、存在感をご堪能下さい。
【 錦松織物について 】
初代から数えて130年以上…。
宮内で使用される有職織物から始まり、能装束、そして帯の世界へ。
今では流行に左右されることのない
本物を作り続ける数少ない機屋さんでございます。
その老舗名門の織りなす引箔と本袋の技法を用いた逸品でございます。
【 引箔について 】
三椏(みつまた)や楮(こうぞ)で作った和紙に目止めをし、
その上に金箔、銀箔、プラチナ箔、真珠、らでん、漆など、大変
高価な素材を使ってさまざまな柄を作ったものです。
その薄い金銀箔を張った無地のものや、漆に顔料を混ぜて多彩な色を出したもの、
それらを組み合わせて模様を表したものを極細に裁断し、それを一本一本丁寧に
織り込んでゆきます。
和紙に片面だけ色柄を付けたものなので、裏返ると土台の紙が見えてしまう
大変難しい作業。したがって「引箔」を織り込む場合は一度「機」を止めて
ヘラで一本一本引き揃えるように織り込まなければなりません。
【 本袋について 】
ご存知の通り、高級品にのみ許されるのが、「本袋」。
表地と裏地を同時に、輪のように織り上げる帯のことでございます。
基本的に、表の地組織と裏の地組織は同じ様にいたします。
なぜなら、表裏の織巾が合わなければ帯にならず、縫い袋のように、
表裏別々に織って後で縫い合わせるわけにはいかないからです。
表裏同時に、輪のように織り上げる本袋帯。
織り場では、織りあげつつあるお柄を見ることができません。
したがって織人の熟練した技術が必要とされますし、大変難しい織物です。
縫い袋を織る職人さんは現在でもまだまだ居られますが、
本袋を織りこなす職人さんは、かなり限られてきております。
【 糸目友禅作家・坂江伸仁について 】
糸目を置いて半世紀…。
一本一本の糸目に命を吹き込んで精密友禅という独自の染世界を描く。
今まさに爛熟期に入られた友禅作家。
昭和25年 大阪に生まれる
昭和49年 武蔵野美大日本画科卒業
日本工芸社入社 友禅の世界へ入る
昭和54年 独立 自身の創作活動を開始
昭和55年 日本伝統工芸展入選
昭和60年 精密友禅を確立
小袖「衝立に鷹文様」を復元
平成 2年 本茶屋染訪問着を復元
隔年に個展を開催
きもの専門誌作家コーナー多数発表
留袖から訪問着、染帯、袋帯まで
お客様の希望に即したオリジナルの商品を手掛ける。
【 東京友禅について 】
東京で製作される友禅染。
徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名の
お抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、
各種技術・技法が伝承され発展したとされる。
京都の京友禅、金沢の加賀友禅と並んで
三大友禅の一つ。
江戸友禅とも呼ばれ、江戸時代の町人文化の粋や
侘びの影響が色濃く影響しており、雅な模様を
華やかな色づかいで表現する京友禅に比べて、
藍、茶、白などの渋くあっさりとした色彩が特徴。
制作工程は京友禅のように分業化されておらず、
1人の友禅師が構図、下絵、糸目置き、色挿しを行う。
[お着物]
絹100%
たち切り身丈175cm 内巾37cm(最大裄丈70cm)
[帯]
絹70% ポリエステル10% 指定外繊維10% レーヨン10%
長さ4.35m(御仕立て上がり時)
耳の縫製:本袋の為ございません
おすすめの帯芯:綿芯
柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、お食事など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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