商品番号:1534670
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
極上絹布に、心奪われる洗練のデザイン…
繊細な染めに一切の妥協を許さずに創作された、京友禅付下げ着尺のご紹介です。
京でも随一とされる、
伝統的な染めの技法のみを追求されているあの老舗染匠さんによる作品…
その感性をじっくりとご堪能頂きたく思います。
仰々しさをきらう、大人の淑やかな社交着として。
袋帯にも、名古屋帯にも、お好みに合わせてお楽しみいただける、
名匠のセンスに富んだ一枚でございます。
染めの仕上がり、着姿の存在感、まず間違いございません。
今回は老舗機屋ふくいの袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
どうぞこの機会をお見逃しなさいませんよう。
【 色柄 】
[着物]
白生地は、上質の浜ちりめん地を使用。
シボ高い絹地は染め通りも美しい上質絹地でございます。
この地を穏やかな白鼠色に染めて、
お柄には鮮やかな色彩で草花模様を描きました。
シンプルな構図の細部に作り手のこだわりが感じられる印象です。
見るものの心を奪うおきものとは、
きっとこのようなおきもののことをいうのでしょう。
一目でその上質さを感じていただけることと思います。
[帯]
シックな深紫色の帯地をうめつくすばかりに、
織りなされましたローブ・デコルテの流水意匠。
その上には梓、浜茄子、五葉つつじのお柄が上品な色彩で織りなされております。
これだけの箔糸を用いながらも華美になりすぎず、
意匠の色彩と絶妙に調和しております。
上品な色調と古典の女性らしい題材で、おきもの姿に大人の女性としての華やぎと格調をしっかりと身に付けさせてくれる一本です。
古典の文様を、ここまでハイセンスな意匠へと昇華させているところは、
やはり名門 ふくいと納得せずにはいられません。慶びのお席の後姿に、必ずや高尚な品格と洗練された気品をあふれさせてくれることでしょう。
【 京随一の老舗染匠について 】
京都の市内中心部に工房を構える数少ない染匠の一つ。
手描き友禅や摺り友禅に加え、インドネシアのバティック染めなど
多様な技法を駆使して、フォーマルからカジュアルまで幅広い作品を生み出されています。
◆染元のお名前が気になられる方は、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
[着物]
絹100%
たち切り身丈192cm(背より身丈177cmまで) 内巾37cm(裄丈70cmまで)
白生地には、特選浜ちりめん地を用いております。
[帯]
絹100%(金属糸繊維除く)
長さ約4.35m(御仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.295 ふくい謹製
耳の縫製:袋縫い
お柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、コンサート、同窓会、お付き添いなど。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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