商品番号:1534841
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
豊かな金彩…
完成された古典模様…
京友禅界において、独自の本格友禅を貫く皇室献上作家『藤井寛』氏。
数々の皇室関係への御衣裳を献上されております。
若い職人を育成、着物文化の未来を見据えたものづくりを続ける巨匠による逸品訪問着と名門『龍村美術織物』の高級西陣織本袋帯を合わせてご紹介いたします。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
≪着物≫
香りたつような光沢感…
白生地に用いたのは紗綾型に花びらの地紋があしらわれた本紋の絹地。
さらりとした質感に、しなやかでふっくらとした風合いの特選絹地です。
氏の作品といいますと、「雲取り」や「山取り」が代表的。
まさにこれぞという作風の、穏やかで淡い彩りが大変魅力的な一枚でございます。
極上の艶を浮かばせる絹地を、上品な薄白砥粉色を基調として染めて…
意匠には、遠山雲取彩花図を描き出した純古典の格調高い面持ち。
優しい彩りでそっと重なり合い、品の良い華やぎを演出いたします。
上前には細やかな金駒刺繍を施し、
艷やかに女性の品格を感じさせる仕上がりです。
言葉では言い表せない程の贅を尽くした最高の気品が澄み渡るようなこの上ない美しさは、どなたが見られてもきっとお喜びいただけることでございましょう。
まさに正統派のしとやかな友禅美がしっかりと感じられるおきものです。
一期一会のこの機会に、どうぞご検討くださいませ。
≪帯≫
「 蒔絵豊果錦 」こう銘打たれた作品です。
清雅な印象の白色の錦地に、金糸を用いた蒔絵調の垣を表し、
さらに豊かに実る葡萄模様を込めた、「実り」を見事に捉えた秀作です。
彫り物のような奥行感、独特の色彩、しっかりとした打ち込み。
ひと目で龍村の帯とわかる迫力の中に、格調高い気品が感じられます。
上品にそして穏やかに、品格溢れるひと品。
奥行・色彩・意匠とどれをとっても一流であり、
いずれも欠かすことの出来ないその技と感性から生まれる織りの芸術。
贅沢な美術工藝品であり、世代を超えてお使いいただける本物のひと品。
良い帯は着物姿の格調を高めてくれると云われます。
きっとどんな場所にでも安心してお召いただけて、最高の帯姿・着物姿に。
最高級のひと品、お手元で大切にご愛用くだされば幸いでございます。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 藤井寛について 】
皇室献上友禅作家
【 所属 】
京友禅協同組合連合会
京都工芸染匠協同組合
京都手描き友禅協同組合
京都伝統の技と心を受け継ぎ、さらには
皇室へ度重なる献上の栄誉を授かる京都の匠。
熟練の技を必要とする挿し友禅を極め、
独自の創作世界を築く。
中学卒業から家業を手伝い、大学卒業後は
下絵師であった父に師事。
中小企業の経営学や油絵を学んでおり
家業とは別の道も考えていたが、着物職人の
地位向上を図りたいという想いで家業を承継。
「雲取り」や「山取り」が代表的なお柄。
【 経歴 】
1935年 下絵師・藤井桃陰の長男として生まれる
1956年 藤井画房設当初はお誂えの受注制作
1959年 同志社大学経済学部卒業
後、父桃陰に師事する
1960年 「藤井画房」を「富宏染工」に改名
1972年 富宏染工株式会社設立 同時に工房を設立
2020年 藤井友子が代表取締役に就任
藤井寛は会長へ
■代表作
皇后陛下 御訪問着(瑞雲重ね)制作従事
紀宮様 御振袖(雲取典麗彩重ね)制作従事
秋篠宮妃殿下 振袖(山取松藤慶長文様)制作従事
皇太子妃殿下 御振袖(王朝典雅扇)制作従事
高円宮承子様 御振袖(松皮取慶長宝尽)
高円宮絢子様 御振袖(琳派流水取四季草花)
眞子内親王 御振袖(慶祥雲重)
伝統的工芸品産業功労者褒賞
経済産業省製造産業局長賞
日蓮宗法音寺京都別院・法輪時本堂の格天井の制作に従事
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
【着物】
絹100%
たち切り身丈185cm 内巾約38cm(最長裄丈約72cm 最長袖巾肩巾36cm)
白生地には丹後ちりめん紋綸子地を使用しております。
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No644:龍村美術織物
おすすめの帯芯:綿芯「松」
本袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、お食事会、お付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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