商品番号:1529552
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【 仕入れ担当 戸高より 】
西陣きっての名門織屋【 加納幸 】より
シックな面持ちを浮かべる逸品の袋帯をご紹介致します。
創業1889年。
帯端に織り込まれた「幸」の文字は、
しっかりとしたものづくりの証。
呉服店や百貨店などでも、
常に逸品コーナーに並べられる老舗機屋さんです。
近年では西陣織の歴史を紡ぎ、
パリやアメリカの美術館に出展、
ベトナムの国家主席が来日した際の贈呈品として嗜まれたり、
故・安倍元首相の黒紋付けを製作したりなど国内外問わず、
その技量を見せつけてまいりました。
2021年には某海外ブランドメーカーの限定車で加納幸の
「卿雲(けいうん)」デザインを内装に採用するなど
真価を発揮する勢いは留まるところを知りません。
ご覧頂ければすぐにおわかり頂けることでしょう。
その名門の名を存分に感じさせる、センス溢れる面持ち、
独特の感性によって生み出される都会的な意匠美。
お目に留まりましたら是非お見逃しの無いようお願いいたします。
【 お色柄 】
銘[ 菱まんだら ]
しっかりとした打ち込みによってしっとりと
織り上げられた穏やかな枯茶の朱珍の錦地。
「菱まんだら」と名づけられたこちらのお品はその名の通り、
重なり合う菱模様を内に外にと、
奥行きを感じさせながら織り上げました。
古典かつ、均整な意匠でありながらどこか
異空間を感じさせる洗練されたセンスと洒落味が漂えます。
洗練された都会的なムード。
全体に統一感のある彩りに仕上げた純古典の穏やかな面持ち。
一点たりとも気を抜くことなく細部までこだわりぬいた作品の持つ力。
洋の場にはこの上なく調和するお柄行ですし、
知的なコーディネートを目指す方には特におすすめしたく思います。
訪問着、付下げ、色無地、小紋などとのコーディネートで、
名門の伝統と匠の技に裏打ちされたその佇まいをご堪能下さい。
おきものの柄行を選ばず、飽きのこないひと品です。
どうぞお手元にてご愛用頂けると幸いです。
【 加納幸について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.440
1889年(明治22年)創業
専門店指向のフォーマルから、通をうならせる
ユニークな創作品まで幅広く製織する織元。
手織の最高級帯を創作する織屋としての一面も
さることながら、都会的色彩感覚、デザインを
全面に打ち出し、従来の和装の概念にとらわれない
イメージの帯を次々と創作、新しい境地を常に切り開く、
攻守そろったものづくりをしている。
海外での評価も高く、世界的に有名なファッション雑誌への掲載、
メトロポリタン美術館において、ジャパン・アート特別展に出展され、
現在も美術館の収蔵となっている作品もある。
現在の加納幸のコンセプトは『粋さと上品さの両立』。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
経糸 :絹100%
絵緯糸:絹80% レーヨン10% 指定外繊維5% ポリエステル5%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 9月上旬~翌6月下旬の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 観劇、コンサート、カジュアルなパーティー、お食事会など。
◆あわせる着物 洒落ものの訪問着、色無地、小紋、紬の訪問着。
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