【人間国宝 故・北村武資】 最高傑作経錦(たてにしき)袋帯 伝統的工芸品 「華唐草」 今は亡き、名工の一条を揃えました! 華麗な帯姿をお求めの方へ。

商品番号:1518805

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【 仕入れ担当 戸高より 】
至極のひと品をご体感いただきたい…。

2022年3月31日、その実り多き人生に幕を下ろされました
重要無形文化財保持者・人間国宝である【 北村武資 】氏。

残された銘品の数々は今の時代においても流行り廃り無く、
現代風に着姿を飾り付けてくれるものばかりでございます。

京都西陣で製織業に携わった所から始まった氏の糸道。
24歳の時に出会った初代・龍村平蔵展に感銘を受け、
その日のうちに【 龍村美術織物 】へ入社し、その後独立。
伝統工芸日本染織展を始め、数々の受賞を果たしてまいりました。

伝統を受け継ぐ心と、積み重ねてきた経験から生み出される、美の極致…。
重要無形文化財へ指定されております経錦(たてにしき)の織を
この度OPENに伴い、問屋さんがまとめて仕入れさせてくださいました。

更に、お楽しみ価格とさせていただいておりますが、
この機会なのでとお値打ちのお値段で仕入れております。
お値段のご相談も気軽になさってください!

未仕立て品がここまで揃う機会は今回限り!
本当に上品なお品ばかりをご用意いたしましたので、
世代を超えて奏でる普遍の美をご堪能くださいませ。

大切にお届けさせていただきます。


【 お色柄 】
ご紹介させていただく一条は、
【 北村武資 】氏の代名詞と言っても過言ではない「経錦」。

3色以上の経糸で重層的に組み上げ、1本のようにまとめて扱い、
必要な色経糸を表に出し、残りの色経糸を裏側に沈める、
その浮き沈みのみで帯地と文様を模様を織り表す技法でございます。

ちょうど組帯のような特性から斜めの方向には伸縮性を持ち、
どのような変わり結びをされても(あるいは雑巾のようにしぼられても)
決してシワにならない比類なき締め心地を
身をもってご実感いただけることでしょう。
もちろんこの織り味をだせるのは【 北村武資 】氏だけ。

西陣のメーカーさんが北村氏の帯をほどいて
組織を研究し同じものを織り上げようとしましたが、
誰も復元することができなかったというエピソードもございます。

こちらの帯に尽くされたのは「華唐草」の意匠。

清華に織り上げられた白花色の帯地に、
紅と黄の淡い色彩で表現された華の意匠を込めました。
まだ蕾である花や、影のように織り描かれた唐草の意匠は
心地の良いアクセントとなって無地場を造り上げております。

配色のモダンな風合いと、丁寧に織り上げられた美匠は
どなたが見られても、うっとり心惹かれることは間違いございません。

そして、未仕立て品でございますので、
お手元に届きましたらまずは裏地を見ていただきたく存じます。
ご覧いただける裏地は経錦の織上がりをしておりますので、
緯糸が裏に渡らず滑らかで、美しい文様と色彩構成を確認することができます。
表面が作品本来の表現ではありますが、
裏面にも浮き出てくる楽しみを秘めている所が経錦の特長でもあります。

幅の広いコーディネートをお楽しみいただける豊かな一条、お勧めです。


【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳

早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。

1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。

【 略歴 】
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
    MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
    日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
2022年 3月31日没 享年86歳


【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)

多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。

起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。

18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。

明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。

織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。

西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。

「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。

戸高 嘉也

バイヤー
戸高 嘉也

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090-8753-0050

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。

- 素材・サイズ

絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど

◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、織の着物など

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