商品番号:1525506
(税込)
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【 仕入れ担当 戸高より 】
ご存じ名門と知られた【 川村久太郎 】氏が、
多くのお着物ファンから好かれている結城紬の上で。
その類まれなるセンスを爆発させた一枚に
京都が誇る名工房が生み出した刺繍の袋帯を合わせました。
数少ない紬生地に可愛らしいお太鼓を付け足すコーディネート。
まず間違いなくお値打ちであります。
現品限りであるため、無くなってしまう前にお手元へどうぞ。
【 お色柄 】
[ 着物 ]
繊細な紬地の軽やかな着心地は、
贅沢なおしゃれ心を存分に満たしてくれることと思います。
触っていただけるとその感覚に驚かれてしまうでしょう。
フワッと真綿の柔らかさを感じ、
風合いの豊かなフシ感がしなやかに浮かぶ紬の地。
ほのかに温かみを演出されたその地には
エジプト壁画のような文様が表現されました。
ベンヌやスカラベ、唐草から瓶などまで。
エジプトの壁画に描かれていた意匠を描き上げました。
どこまでも続くノスタルジックな美匠が尽くされているため、
神聖文字「ヒエログリフ」とタイトルを付けました。
艶やかでありながら、そこに感じる確かな品格。
帯合わせ次第でどのような和姿も投影できる
現代日本人の心に響くお品ではないでしょうか。
[ 帯 ]
一刺一刺…
作り手さんの根気と、費やした時間。
それを考えますと、本当に気が遠くなります。
帯地はサラリと軽い地に、
市松地紋を施し銀糸を通して艶やかな表情に。
微かに透け感を魅せております。
地色は上品な白色を基調として象の姿を表現しました。
まるでレース文様や異国のアンティーク品のような
緻密かつ繊細な面持ち、更には「縫い」の魅力、その表情。
いつまで見つめていても見飽きることのない至極の逸品です。
手仕事の創作品のため、数あるお品ではございません。
ひと目でその心意気と高い技術力を実感して頂ける
素晴らしい出来栄えの一本です。
【 京の名工房について 】
本作品は、西陣の中でも有名な刺繍製作メーカーの方が独立され、
こつこつと手刺繍にこだわって制作された刺繍帯です。
この一点限り、大変お値打ちに仕入れて参りました。
決して量産できる作品ではございませんので、メーカーさんのご意向もあって
詳細は公表致しかねます。
メールやお電話でお問い合わせ頂けましたらご説明させて頂きますので、
気になりました方は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
【 川村久太郎について 】
京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)として
表彰されている著名な染色作家。
京友禅の中でも型友禅と呼ばれる技法を得意とする。
■初代 川村久太郎
【 経歴 】
1912年 京都生まれ
1952年 自身の工房である「愛川友禅」を設立。
大量の型紙を使用した型友禅で独自の作風を確立、
1973年 京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)
として表彰を受ける。
1977年 全国第1回伝統工芸展で伝統工芸協会会長賞を受賞。
1980年 高島屋(東京、横浜)にて個展
1981年 全国小紋染競技会にて、通産大臣賞受賞
1996年 没
日本工芸会近畿展、染織展、日本染織作家協会展等に度々入選
■二代目 川村久太郎
初代久太郎の長男(本名:久宣)
【 経歴 】
1942年 初代・川村久太郎の長男として京都市に生まれる
1960年 父の主催する愛川友禅で創作活動に入る
1996年 二代目川村久太郎襲名
2007年 京都市伝統産業技術者功労者を受賞
工房の職人とともに愛川友禅と初代の作風を守りながら、
今も作品を生み出し続けている。
【 結城紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年3月30日指定)
平織と縮織が茨城県無形文化財に指定(※1953年)
文部科学大臣指定重要無形文化財総合指定(1956年)
ユネスコ無形文化遺産への登録認定(2010年)
茨城県・栃木県を主な生産とする絹織物
茨城県西部の結城市と隣接する栃木県
小山市などで製織されている。
結城郡の旧石下町(現・常総市)にも
「いしげ結城紬」があり、手織のほか機械織
(力職機)による製織、糸も真綿手つむぎ糸、
石下の手紡糸、撚糸工場の強撚糸など様々である。
平織と縮織の2種類があり、現在の結城紬は
撚りのない糸を経と緯に使用する平織が主流で、
全体の約97%を占めるが、かつては横糸に
強撚糸を使い表面がちりめん状に仕上げられた
縮織が主流であった。
戦後昭和中期頃は縮織が結城紬全体の
約9割を占めていた。
元来は堅くて丈夫な織物であったが、絣の
精緻化に伴い糸が細くなってきたため、
現在は「軽くて柔らかい」と形容されることが多い。
本結城の工程は国の重要無形文化財で
「本場結城紬」は地域団体商標に登録されている。
【 歴史 】
1865年 初めて絣の結城紬が制作される
1873年 ウィーン万国博覧会出品
1953年 平織と縮織が茨城県無形文化財に指定される
1956年 4月24日重要無形文化財指定(平織のみ)
同時に従事者6名が技術保持者に認定
1961年 結城市を中心とした各市町村により
財団法人重要無形文化財技術保存会設立
1974年 NHK朝の連続テレビ小説で放映された
『鳩子の海』で一部結城市が舞台となり、
結城紬の知名度が高まる。
1976年 技術保持者6名の認定解除
保持団体の認定に変更
171名で本場結城紬技術保持会設立
同会が重要無形文化財「結城紬」の
保持団体として認定
1977年 3月30日経済産業指定伝統工芸品承認
結城紬伝統工芸士認
(この年の認定者は染2名、絣くくり6名、織り6名)
1986年 栃木県伝統工芸品
1988年 茨城県郷土工芸品の指定を受ける
2004年 品質検査の際に重要無形文化財の指定要件を
満たしていない反物にも「重要無形文化財指定」証票が
不正交付されていたことが明らかになり文化庁が保存会に
改善を指導
2005年 6月3日分の検査合格品より全反物が
「重要無形文化財」表記のない証票へと変更
2010年 ユネスコ無形文化遺産リストに登録。
2014年 小山市市職員「紬織士」の採用制度開始
[ 着物 ]
絹100%
長さ12.31m以上 内巾36.5cm以上
[ 帯 ]
絹100%(金属系繊維除く)
長さ4.35m(御仕立て上がり時)
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
お柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 9月上旬~翌6月下旬の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、和のお稽古、芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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