商品番号:1517253
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
染織の産地として、数多の素晴らしい創作品を生み出す十日町。
その優れた織物・染め物が数多く産み出される中でも、
女性らしいやわらかなラインで人気と実力を誇る
吉澤の友禅さん。
今回ご紹介のお品は、そんな吉澤の友禅さんの作品の中でも、
圧巻のお柄付けのなされたハイクラス品でございます。
まずは、どうぞ。
その美意匠をご覧くださいませ。
【 お色柄 】
[着物]
紗綾形に花草の地紋が浮かぶ上質な丹後ちりめん地を染めの地として。
穏やかな紫紺色を基調として染め上げました。
金彩をあしらった四季花草文や雪輪模様をゆうるりと配して。
季節を告げるような香りが漂うような。
一面に描かれました、桜や紅葉、松の意匠。
日本伝統の吉祥を願うお柄が一枚のおきものに鮮やかに込められております。
代々受け継がれてきたその歴史に裏付けされた品格が漂う見事な仕上がりでございます。
奥行き深く、繊細な印象で正統派の古典を踏襲して。
ところどころに配されたたっぷりとした金彩と、
上前の金駒刺繍が正統派意匠の豪奢な雰囲気を一層高めております。
[帯]
重厚かつしなやかな風合いで織り上げられたシックな黒地に、
高雅な金糸を一面に織り込みました。
意匠には四季花を込めた蜀江文様を施しました。
豪華な金糸や箔を織り出し、しっかりと図案を表現しながらも、
気品漂う織りあがりは、高雅な後姿を演出してくれることでしょう。
【 橋本テル織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.602
創業1900年頃(明治中期)
西陣の織元。
「伝統を経糸に 想像を緯糸に」をモットーに
唐織や紹巴、佐賀錦をはじめ夏物などの帯を製織。
着物の企画製作も行っている。
【 沿革 】
1900年頃 初代・橋本初三郎が西陣で帯手機業を創業
1952年 二代・橋本昭雄独立創業。
家業を継ぐ。
1973年 株式会社橋本テル織物法人設立
1998年 三代・橋本博之社長就任
2023年 四代・橋本鴻太朗社長就任
【 吉澤の友禅について 】
新潟県十日町市にある染織の総合メーカー
吉澤織物の友禅部門
明治30年(1897年)創業
創業より織物業が主体であったが、1964年の
東京オリンピックを契機に日本の成長、
繁栄の世相を見越し、きもの総合メーカーへの
脱皮をはかるべく友禅の導入に挑戦。
紬絣のみならず振袖、付下げなどの
華やかな商品の開発に成功。
1975年以降はいち早くブランド戦略を展開。
「吾妻徳穂」「七代目吉澤与市」をはじめ
「吉田簔助」「矢萩春恵」「田中優子」などの
ブランドを次々に開発。
現在は八代目・吉澤武彦が代表を務めており、
2017年より十日町織物工業協同組合理事長として
産地の振興発展にも尽力。
染と織の両方を一貫生産するトップメーカーとして、
ものづくりを続けている。
美しいキモノなど、キモノファッション雑誌への
掲載多数。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
[着物]
絹100%
たちきり身丈178cm 内巾約36cm(裄最長約68cm)
白生地には丹後ちりめん地を使用しております
[帯]
絹70% レーヨン15% ポリエステル15%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No602 橋本テル織物謹製
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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