商品番号:1523941
(税込)
【仕入担当 竹中より】
キモノ通の方やお茶をされているかたなら
何度かご覧になったことがある二つ並ぶたつのおとしごのマーク。
名物裂の復元をライフワークとする匠の印です。
名物裂以外、他の織物は一切創らないこだわりから、
各地方呉服屋さんにおいての個展などが多く
一般にあまり出まわらない機屋さんです。また、名物裂の柄だけをなすだけでなく、
当時の織味そのままに復元するこだわりは、手にとって頂ければ他社のものとは風合いが違うのが歴然とわかります。
【商品の状態】
リサイクル仕立てあがりとして仕入れました
締めあともわずかな美品でございます
【お色柄】
今回ご紹介する袋帯は「吉祥文蜀紅錦」と呼ばれる格調ある柄行のものです。
古典模様の蜀江紋に紗綾型や麻の葉 毘沙門亀甲などの
有職模様を織り込み そのい合間には吉祥の宝文が
ちりばめられています
しっかりと織り上げられた全通のこだわりの1点です。
お茶席はもちろん訪問着、色無地、付下げ、とび柄の小紋などにどうぞ。
さりげなく存在感ある帯姿をお楽しみいただけます。
この機会をぜひお見逃しなきようによろしくお願いします!
【 あらいそ(旧:名物裂)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1087
名物裂の復元を手掛ける。
当時の織味そのままに復元することにこだわり、
その味わいを今に表現した帯や小物、茶道具など
多岐に渡り製作。帯のタレ先にあたる箇所に
2つ並んだタツノオトシゴのマークが織り込まれている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 長さ4.35m
西陣 あらいそ謹製の袋帯です。
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷せの時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご年代を問わずにお使いいただけます
◆着用シーン お茶席、式典、街着、観劇、音楽鑑賞、女子会など
◆あわせる着物 訪問着・付下げ・色無地・小紋・紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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