商品番号:1525011
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
美しき西陣の誇る傑作品を数々製作する、
名門「龍村美術織物」の中でも龍村錦帯の名で特別な扱いとされている『龍村平蔵製』の本袋帯。
見事な意匠美に感銘を受ける方も多いことでしょう…
古代織物の研究、及びそれを基盤とする織物美術創作の伝統を受け継ぎ…
世界的に認められる美術織物を、世に送り出し続けております。
これぞ”たつむら”といえる、意匠…
極しなやかに、しっかりとした厚み。
今回本当に素晴らしいお品に巡りあえ
ご紹介させていただけることが心から嬉しく思います。
その手触りだけでも、どれほどの表現のこだわりがあるか感じられずにはいられません。
お見逃しのなきようお願いいたします。
【 お色柄 】
銘「 千代能冠錦 」
深々とした黒色の地に丹頂鶴を頂く見事な宝冠…
複雑な糸遣いや高度な織技を駆使して刺繍のような立体感で表現されています。
「千代能冠錦」は唐代の詩人・白居易の詩を礎に制作された能楽「楊貴妃」に材を取ったもので、
主人公楊貴妃の頭上に掲げられた麗しい天冠を祝意を込めて織り成したものとのこと。
繊細な瓔珞が小さな音をたてて揺れる気配までもが感じられる濃密な表現力に圧倒…
重めの訪問着や振袖、紋付はもちろん上質な色無地で帯を主役とした装いも素敵です。
実際にお手にしていただけましたら、より一層この帯の素晴らしさを
お分かりいただけることと存じます。
一つ一つの細かい描写に唸ります…
初代龍村平蔵の名作として織り継がれてきた、まさに龍村の帯のイメージそのままの重厚感あふれる逸品、
ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.2m
耳の縫製:本袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、お食事会など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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