商品番号:1523468
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
織りにこだわり、色にこだわり、意匠にこだわる。
さすが老舗と言わせしめるどの他の織物にもない、この風合い。
ほっこりとした洗練された素材感。
フシ糸のハーモニーに落ち着いた優しさ感じる配色に
淑やかな意匠美が映え渡る一条でございます。
山形の米沢の地で織り上げられた200年以上もの伝統ある老舗機屋、
「白」のマークでお馴染み【 白根澤 】さんの作品。
袋帯となりますと非常に高い希少価値がございます。
女性らしい優しさあふるる中にも気取り過ぎない、
素朴で味わい深い仕上がりで。
お目にとまりましたら是非どうぞ!
【 お色柄 】
しなやかで軽く織りなされた紬の地。
薄手できめ細やかな風合いの帯地は、
シックな紺色を基調として染め成されております。
側面にのみ地色を入れない絞り染めの技法を手作業で行い、
赤の風合いが映える横段を込めました。
奥行きある彩りで表現されております。
【 白根澤について 】
米沢織の織元
1770年(明和6年)創業
1881年(明治14年)明治天皇が実演御覧。
その後も宮内省からの御買上や、皇后様御用などの
栄誉にあずかり、昭和、平成の時代には全日本新人染織展や
日本伝統工芸染織展の入選他受賞多数。
老舗の織元が保存する明治時代に織られた生地を細かく分解、
複雑な組織に加え、絹本来の艶を生かすため無撚糸を使用し
復元した「絲織」や、 経糸、緯糸を絡めることによって
隙間を作り透かしを表現する、もじり織が特徴の「涼風」
など、その高い製織技術を生かした作品を創作している。
当代は十一代目で白根澤義孝。
【 受賞歴など 】
宝歴年間 上杉鷹山公、米沢織産業復興と共に織物業を手がける
明治年間 明治天皇白織実演御覧
農商務大臣大隈重信より一等褒賞受賞
宮内省御買上2回、皇后職御用1回
昭和年間 通商産業大臣三木武夫より表彰状受賞
内閣総理大臣大平昌芳より褒賞受賞
第11回、第12回新人染織展覧会
第25回日本伝統工芸染織展
平成年間 第14回、第15回全日本新人染織展
第37回日本伝統工芸展などにおいて入選多数
上杉鷹山生誕250年祭鷹山フェスティバルグランプリ受賞
米沢織物新作求評会経済産業大臣賞受賞
米沢織きものグランプリinKyoto グランプリ賞受賞
令和 宮城県芸術協会 杜のみやこ工芸展 山形県知事賞受賞
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:全通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 9月上旬~翌6月下旬の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、ご旅行、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物など
この商品を見た人はこんな商品も見ています