商品番号:1521821
(税込)
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【 仕入れ担当 戸高より 】
繊細に表現された風情を彩る一枚。
京都でも有名な一流染匠【 菱健 】が生み出す、
特別なひと時をお楽しみになるための付下げに
東京友禅の作家【 坂江伸仁 】氏が表現する精密友禅の世界。
初心者の方でも御召頂きやすい意匠に、
上質な加工、繊細な構図、是非お手元でご覧頂きたく存じます。
やはり、海外友禅ものとは明らかに異なります。
大人の女性の品格かおる高雅な表情。
ひと目見てわかる、良きお品は、きっと長く重宝する一品に。
お着物をお召しになる方のことを考えて
お着物を手掛けてまいりました染匠だからこそ気づく美を追求し。
パーティや式典、観劇の席など、格式高いフォーマルのシーンから
多少砕けた場にまで…。重宝するお品へ仕上がりました。
和姿との出会いも一期一会…
お気に召していただけましたら幸いでございます。
【 お色柄 】
[お着物]
やわらかく溶け込む、上質な丹後ちりめんの駒無地。
しっとりとまるで水分を含んでいるかのようなしなやか地は、
爽やかな白鼠色から白藤色に暈し染めてあげて。
意匠には、水面模様を描きました。
シンプルなお柄をモダンな印象にまとめた秀作です。
上前には華紋を刺繍で縫い込めて…
そっと気品を添えたような面持ち。
細かく、発色が良いゆえにごまかしの効かない作品です。
かろやかな色調に、多様な技術を合わせた繊細なお柄…
見惚れてしまうほどの美しさを兼ね備えた一枚です。
[帯]
銘[ 風神雷神 ]
氏曰く、友禅で用いるゴム糊は一般絵画の筆より微密な表現が可能。
自身が対象物に触れているような硬い・柔らかい。
さらには温度まで感じられない糸目は未熟なものだ、と…。
しなやかなちりめんの地は薄桜色を基調に染め成して。
程よい透け感に創作市松の地紋に浮かべた紋紗の地でございます。
大きく透けているわけではございませんので袷の季節にも。
お太鼓には力強さを写実的表現であらわし、
下界で暮らす人間たちで遊ぶ風神雷神の意匠。
雷神は雷を落とし、そこで生まれた火さえも司るように腰巻がなびき、
風神は風を起こし、風袋はごうごうと音を上げて。
惜しみなく使われた金彩は神の格をはっきりとわからせるような。
俵屋宗達の「風神雷神図屏風」を氏の友禅世界で見事に表現致しました。
小粋でシャープな表情のある中にも、しみじみと風雅な趣きの妙。
大胆な糸目、緻密なぼかし、丁寧な友禅の色挿し、
その全てが熟練の手技により見ごたえのある仕上がりとなりました。
【 糸目友禅作家・坂江伸仁について 】
糸目を置いて半世紀…。
一本一本の糸目に命を吹き込んで精密友禅という独自の染世界を描く。
今まさに爛熟期に入られた友禅作家。
昭和25年 大阪に生まれる
昭和49年 武蔵野美大日本画科卒業
日本工芸社入社 友禅の世界へ入る
昭和54年 独立 自身の創作活動を開始
昭和55年 日本伝統工芸展入選
昭和60年 精密友禅を確立
小袖「衝立に鷹文様」を復元
平成 2年 本茶屋染訪問着を復元
隔年に個展を開催
きもの専門誌作家コーナー多数発表
留袖から訪問着、染帯、袋帯まで
お客様の希望に即したオリジナルの商品を手掛ける。
【 菱健について 】
1949年(昭和24年)設立
創業者 初代古川健三
菱健という屋号は、吉友商店の屋号「菱友」の
菱と初代・古川健三の健を取って名づけられた。
「本流にこだわる」を基本理念に、京都に在籍する
無名の伝統工芸士や職人が持つ「ハンドメイドの味」を
活かし、きものに表現するものづくりをしている。
菱健の『桐壷』ブランドは業界内外問わず有名。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
[お着物]
絹100%
たち切り身丈190cm(背より身丈175cm) 内巾37cm(最大裄丈70cm)
白生地には、特選丹後ちりめん駒無地を使用しております。
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、結婚式、パーティー、お付き添い、観劇、音楽鑑賞など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
手のし3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
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