商品番号:1534721
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
絹地に広がる美の世界…
染めの世界でも一目置かれる十日町
【 吉澤の友禅 】より生み出された秀逸な訪問着に
【 故・山口伊太郎 】氏が渓流を脈々と受け継ぐために
大正9年に起こした【 紫紘(しこう) 】の袋帯を合わせております。
誰が袖をテーマに色彩を変えてたっぷりの華やぎを演出して。
秀作の持つ品の良さをご自身で感じてくださいませ。
【 お色柄 】
[お着物]
少しシボ感のある上質な丹後ちりめん地を染めの地として。
シックな墨色(黒色に近いお色)を基調として染め上げました。
金彩をあしらった誰が袖を配して。
奥行き深く、繊細な印象で正統派の古典を踏襲して。
ところどころに配されたたっぷりとした金彩と、
上前の金駒刺繍が正統派意匠の豪奢な雰囲気を一層高めております。
上品に存在感を感じさせる大人の社交着。
カジュアル使いやパーティーシーンとは異なり、
やはり格調の高いフォーマルシーンには、
質がよく、心に残る一枚を選んでいただきたく思います。
ぜひ、生地の裏までもご覧くださいませ。
深く染められた彩り、すべてが裏まできれいに染め通っております。
染め、金駒刺繍の丁寧な出来栄えは、一目でおわかりいただけることでしょう。
上質な生地に、丁寧な染めの仕上がりをご覧いただきたく思います。
しっとりと落ち着いた、大人の女性らしい佇まいをお楽しみ下さい。
生地における品質、技の匠さ、洗練されたデザイン、
その全てにこだわりを感じさせる逸品でございます。
[帯]
銘[ 誰ヶ袖文 ]
見る者をうっとりとさせる…。
上品に光を蓄えて見事な迫力を映し出す金の引箔地。
ひと目で良きものとわかる、
しっとりと気品漂う極上の引箔地でございます。
お太鼓に表現しましたのは、
[ 誰ヶ袖文 ]と銘打たれた意匠でございます。
地のマットな輝きとは異なり、
ハツラツとした色調で表現された金の縁取り。
内に込められた多彩な色意匠は満点の華やぎをもたらして。
躍動感の溢れる表情でございます。
帯地全体に漂う高級感。
ご着用年齢幅も広く、色留袖から訪問着、
紋付色無地などフォーマルな場において
ハイグレードな帯姿を叶える一条としてぜひに。
残された技術を正当に継承される織手、
その偉大なる功績を、
私たちも末代まで大切に伝えていければと存じます。
【 紫紘について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2300
1920年(大正9年)創業 ※前身 山口織物所
1954年(昭和29年)設立
創業者は山口伊太郎(やまぐち いたろう)
企画、デザイン、織設計、製織、販売までの
工程の製造卸一貫の機屋、西陣では珍しい形態を取る。
時代と共に移り変わるもの、変わらないものを注視し、
何時の時代にも新鮮な提案を指針に織物作りに努めている。
製織数が限られており、品揃え豊富な
老舗の専門店ですら取り扱いは少ない。
【 吉澤の友禅について 】
新潟県十日町市にある染織の総合メーカー
吉澤織物の友禅部門
明治30年(1897年)創業
創業より織物業が主体であったが、1964年の
東京オリンピックを契機に日本の成長、
繁栄の世相を見越し、きもの総合メーカーへの
脱皮をはかるべく友禅の導入に挑戦。
紬絣のみならず振袖、付下げなどの
華やかな商品の開発に成功。
1975年以降はいち早くブランド戦略を展開。
「吾妻徳穂」「七代目吉澤与市」をはじめ
「吉田簔助」「矢萩春恵」「田中優子」などの
ブランドを次々に開発。
現在は八代目・吉澤武彦が代表を務めており、
2017年より十日町織物工業協同組合理事長として
産地の振興発展にも尽力。
染と織の両方を一貫生産するトップメーカーとして、
ものづくりを続けている。
美しいキモノなど、キモノファッション雑誌への
掲載多数。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
[お着物]
絹100%
たちきり身丈174cm 内巾約36cm(裄最長約68cm)
白生地には丹後ちりめん地を使用しております
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、式典、パーティー、お付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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