商品番号:1534485
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
十日町の名匠より…正統派の訪問着をご紹介いたします。
お柄付けもたっぷりとおもくちの一枚。
どこに出ても恥ずかしくのない逸品。
今回は西陣の名門【 加納幸 】の袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
[着物]
さらりと肌触りの良い上質な丹後ちりめん地。
シボ高なその絹地をこっくりと深い黒に染めあげて。
お柄には波模様を背景にして、
貝桶や草花模様を一面に配しております。
深い地色に映える鮮やかな色彩が
お着物全体の雰囲気がいっそう華やかに感じられます。
代々受け継がれてきたその歴史に裏付けされた品格が漂う見事な仕上がりでございます。
奥行き深く、繊細な印象で正統派の古典を踏襲して。
水面に反射する朝日のように……
ところどころに配されたたっぷりとした金彩と、
上前の金駒刺繍が正統派意匠の豪奢な雰囲気をさらに高めております。
上品に存在感を醸し出す大人の社交着。
カジュアル使いとは異なり、やはり格調の高いフォーマルシーンには、
質がよく、心に残る一枚を選んでいただきたく思います。
[帯]
やわらかくしなやかな地風の金糸を
ふんだんに織り込んだ帯地に、統一感のある
彩りの絵緯糸に金糸の濃淡で、
吉祥模様を込めたはけ霞文が
細緻に織り出されております。
【 加納幸について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.440
1889年(明治22年)創業
専門店指向のフォーマルから、通をうならせる
ユニークな創作品まで幅広く製織する織元。
手織の最高級帯を創作する織屋としての一面も
さることながら、都会的色彩感覚、デザインを
全面に打ち出し、従来の和装の概念にとらわれない
イメージの帯を次々と創作、新しい境地を常に切り開く、
攻守そろったものづくりをしている。
海外での評価も高く、世界的に有名なファッション雑誌への掲載、
メトロポリタン美術館において、ジャパン・アート特別展に出展され、
現在も美術館の収蔵となっている作品もある。
現在の加納幸のコンセプトは『粋さと上品さの両立』。
【 吉澤の友禅について 】
新潟県十日町市にある染織の総合メーカー
吉澤織物の友禅部門
明治30年(1897年)創業
創業より織物業が主体であったが、1964年の
東京オリンピックを契機に日本の成長、
繁栄の世相を見越し、きもの総合メーカーへの
脱皮をはかるべく友禅の導入に挑戦。
紬絣のみならず振袖、付下げなどの
華やかな商品の開発に成功。
1975年以降はいち早くブランド戦略を展開。
「吾妻徳穂」「七代目吉澤与市」をはじめ
「吉田簔助」「矢萩春恵」「田中優子」などの
ブランドを次々に開発。
現在は八代目・吉澤武彦が代表を務めており、
2017年より十日町織物工業協同組合理事長として
産地の振興発展にも尽力。
染と織の両方を一貫生産するトップメーカーとして、
ものづくりを続けている。
美しいキモノなど、キモノファッション雑誌への
掲載多数。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
[着物]
絹100%
たち切り身丈約178cm 内巾約36cm(最大裄丈約68cm)
白生地には丹後ちりめん地を使用しております。
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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