商品番号:1521803
(税込)
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【 仕入れ担当 戸高より 】
織り・染めの伝統ある十日町。
数々のブランドの中でも、洒落ものを得意とし、
数々の販売催事場にてお目にかかる一流ブランド【 青柳 】。
創設者、黄綬褒章受章作家 青柳大き(あおやぎたいき)の意思を引き継ぎ、
昭和13年の創業以来雪深い越後は十日町に工房を構え、
時代にあったものづくりに取り組まれている、十日町を代表する名匠です。
今回ご紹介いたしますのは、名門【 青柳 】の<櫛引織り>の作品。
青柳さんのお品の中でも特選のお品でございます。
東京友禅の作家【 坂江伸仁 】氏が表現する精密友禅の世界に合わせました。
さりげなく、こだわりを魅せつける大人の女性の趣味性ある一枚として、
お集まりや観劇、軽いパーティーまで…。
帯次第で表情を楽しんでいただけることでしょう。
その希少性から、なかなかこのようなお値段でご紹介の機会もないお品です。
フワリと自然の風合いを印象付ける特別な一枚。
是非とも洗練された素敵な着こなしをご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
[お着物]
山梔子と藍を用いた草木染による赤城紬地は、
裾の紅藤色を基調にして穏やか真珠色へ暈し染め上げられて。
そこへまるでレース使いのように透け感をもって
櫛引織による立涌模様を施しました。
櫛引の軽やかさが印象的に、一目一目実に繊細に織り糸を上下させ、
なんともまろやかな表情に満ちています。
しなやかな中にも軽やかなお品は、袷はもちろんのこと単衣にも素敵です。
透け感は強くございませんので、
中に重ねたお襦袢などが透けてしまうことはございません。
楚々とした女性らしい感性がふっくりとした紬地に
そよ風を感じさせるような優しい一品です。
ふんわりとした優しい色合いが醸し出す色香をご堪能くださいませ。
[帯]
銘[ 蝶 ]
氏曰く、友禅で用いるゴム糊は一般絵画の筆より微密な表現が可能。
自身が対象物に触れているような硬い・柔らかい。
さらには温度まで感じられない糸目は未熟なものだ、と…。
しなやかなちりめんの地は真朱色を基調に染め成して。
サラサラト落ちる雪の地紋を浮かべております。
お太鼓にはぼんやりと白い光が走り、
その上をたくさんの蝶が飛び進めている意匠。
一匹として同じ模様は無く、すべてが違う個体ですが、
光の道に吸い寄せられて目的地を合わせる。
小粋でシャープな表情のある中にも、しみじみと風雅な趣きの妙。
大胆な糸目、緻密なぼかし、丁寧な友禅の色挿し、
その全てが熟練の手技により見ごたえのある仕上がりとなりました。
【 糸目友禅作家・坂江伸仁について 】
糸目を置いて半世紀…。
一本一本の糸目に命を吹き込んで精密友禅という独自の染世界を描く。
今まさに爛熟期に入られた友禅作家。
昭和25年 大阪に生まれる
昭和49年 武蔵野美大日本画科卒業
日本工芸社入社 友禅の世界へ入る
昭和54年 独立 自身の創作活動を開始
昭和55年 日本伝統工芸展入選
昭和60年 精密友禅を確立
小袖「衝立に鷹文様」を復元
平成 2年 本茶屋染訪問着を復元
隔年に個展を開催
きもの専門誌作家コーナー多数発表
留袖から訪問着、染帯、袋帯まで
お客様の希望に即したオリジナルの商品を手掛ける。
【 きものの青柳について 】
十日町の染元
1938年(昭和13年)創業
創業者は青柳大喜(喜は七文字3つの旧字体)
創業以来、伝統の技術をいかしながら
決して人と同じものはつくらず、オリジナリティのある
きものをつくることをモットーに、ものづくりを
続けている。
1980年頃から、より複雑で高度な複合加工の
きもの創作に力を注ぎ、工房内での手業の
一貫作業システムを構築。
特に「桶染め」などの絞りや染めに関わる
選び抜かれた職人達を中心に育成し、
産業通算大臣賞を初めとする多数の受賞歴がある。
大喜百花、慶琳寛、創柳庵、本桶辻ヶ花などの
ブランド、櫛引織や志ぼり刺繍飛香(ひぎょう)
などの特許技術がある。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
[お着物]
絹100%
たち切り身丈178cm 内巾36.5cm(最大裄丈69cm)
白生地には赤城紬の八彩(すえひろ)紬地を使用しております。
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 9月上旬~翌6月下旬の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルなパーティー、お食事会、観劇、コンサートなど。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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