商品番号:1521616
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
西陣の伝説的人物、ご存知の山口伊太郎翁、安次郎翁のご兄弟。
お兄さんの伊太郎翁(享年105歳)は、
70歳過ぎに源氏物語絵巻屏風の西陣織での復元をはじめられ30年以上、
3巻まで完成しあとは4巻を残すのみとまさに生涯をかけ西陣織に精進されていました。
その伊太郎翁が大正9年におこした帯の会社が「紫紘」です。
生前 翁は会長を勤められ監査役に安次郎翁の名が連ねられています。
その「紫紘」と同じ流れで
伊太郎氏の長男でもあられる山口静樹氏に
譲られたのが今回紹介する「紫恵織物」です。
その名門が作り出す逸品の数々は紫紘の帯と同じく
一般には安易に流通せず、
問屋筋を通ることなく専門店さんに直接販売されており
全国に根強いファンがいらっしゃいました。
現在は物作りはされておりませんが
仕入先で出会った素晴らしい帯を
このたびご縁があって数点のみ入荷いたしました。
一期一会の感動をお伝えしたく損得抜きでご紹介させていただきます。
次回の入荷はもちろん現在のところ予定はございません。
どうぞじっくりとご覧くださいませ。
【お色柄】
重厚にきらめくサーモン味をおびた金
の奥行きを感じさせる箔錦の地。
その地にお太鼓柄にて織りだされた
高貴な意匠美。
金彩胡粉に表された立体感ある霞模様に
丁寧かつ繊細な織味にて
箔目に丸紋取にて
菊や菖蒲、牡丹、楓、萩、桔梗などの
四季の草花がちりばめられました。
多彩ながらもそれぞれの色調が
溶け合い 奥行きあるムードで
一流ならではの素敵な帯姿を演出してくれます。
留袖、訪問着、色無地、付下げなどに
コーディネートいただけます。
ハイグレードな帯姿をぜひコレクションにお加えください。
本物の逸品を、現実にお求め安い価格にてご奉仕させていただきます。
ぜひこの機会をお見逃しなく!
【 紫紘について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2300
1920年(大正9年)創業 ※前身 山口織物所
1954年(昭和29年)設立
創業者は山口伊太郎(やまぐち いたろう)
企画、デザイン、織設計、製織、販売までの
工程の製造卸一貫の機屋、西陣では珍しい形態を取る。
時代と共に移り変わるもの、変わらないものを注視し、
何時の時代にも新鮮な提案を指針に織物作りに努めている。
製織数が限られており、品揃え豊富な
老舗の専門店ですら取り扱いは少ない。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 金銀糸風繊維のぞく 長さ4.35m
証紙34 紫恵織物
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 30-
◆着用シーン 披露宴 式典 レセプション 観劇 パーティー オペラ コンサート
◆あわせるきもの 色留袖 訪問着 色無地 付下
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