商品番号:1519718
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【 仕入れ担当 中村より 】
万葉人を魅了した紅花染。
それを復活させた「新田」の創業は、明治17年という歴史を誇ります。
その名機屋による、
草木染の彩りが美しい洒落袋帯をご紹介いたします。
有名な着物雑誌などにも取り上げられ、
紅花・草木染めで有名な、米沢・新田のお品。
お目に留まりましたらお早めにご検討頂けると幸いです。
まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
ふうわり柔らかな紬地の帯地は、節を浮かべながら
深い黒を基調にして、
お太鼓部分には紅花模様が浮かびあがります。
そのまま無地の帯としてご使用いただいてもオシャレかと存じます。
なんて美しい、そしてなんて存在感に満ちた表情でしょう。
紅花染のナチュラルであたたかみが広がりつつも、
大人の女性に相応しい洒落あじ溢れる仕上がり。
お色と風合いが命の一本です。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 よねざわ新田について 】
紅花染で有名な米沢にある織元
1884年(明治17年)創業
米沢新田家初代が上杉景勝公と共に越後から
転封となり米沢に移住。
後、十六代目新田留次郎が機屋初代として
1884年に新田を創業した。
当初袴地の製造が主だったもので、品評会にて
数々の賞を授けられ、『米沢袴地といえば新田』
と言われる程であった。
二代目新田熊雄は絽袴などの新製品を開拓。
その後、機屋としてこつこつとものづくりを続け
機屋三代目新田秀次の代で紅花と宿命的な出会いを
果たした。
以来、幻の花と言われた紅花にとり憑かれ、
ひたすら自ら納得のいく色を出すために染色に没頭。
四代目新田英行は、作品づくりにこだわりを持ち、
染・織 一貫生産化を進めた。
現在は五代目新田源太郎がその精神を受け継ぎ、
ものづくりに励んでいる。
【 受賞歴 】
1907年 第4回全国品評会・有功銅賞「袴地」
1907年 山形県織物品評會一等賞
1928年 有功賞「霞無双袴」
1963年 紅花染織研究に着手
1966年 第13回日本伝統工芸展入選
1967年 第7回日本伝統工芸新作展「奨励賞」
1970年 第10回日本工芸新作展入選
1972年 山形新聞三P賞「繁栄賞」
米澤有為会功労賞
1974年 第1回伝統的工芸品展・通商産業省生活産業局長賞
斉藤茂吉文化賞
1977年 第17回伝統工芸新作展入選
米沢文化懇話会文化功労賞
アテネ・コルフ東洋博物館永久保存
1979年 第17回日本染織作品展文部大臣賞
1987年 第12回日本きもの染織工芸会主催・日本経済新聞社賞
1988年 新潟市美術館出品展示「染織の美~いろとかたち~」
1990年 (財)民族衣装文化普及協会・伝統文化賞受賞
1996年 伝統工芸品産業振興協会会長賞
2001年 米沢市功績章
2006年 第15回河北工芸展入選
2011年 第58回日本伝統工芸展・日本工芸会新人賞
2012年 米沢市芸術文化協会協会賞
2013年 第36回日本染織作家展・中日新聞社賞
2014年 第19回MOA岡田茂吉賞
2015年 第38回日本染織作家展・衆議院議長賞
2016年 米沢織物新作求評会 米沢市長賞
2017年 第51回日本伝統工芸染織展 東京都教育委員会賞
2018年 第7回ものづくり日本大賞 東北経済産業局長賞
その他多数
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
絹100%
長さ約4.45m
耳の縫製:袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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