商品番号:1513570
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
数々の名作を世に残してまいりました西陣。
その中でも名門と呼ばれる織屋があります。
【 織匠 万勝 】。
「珀稜」「北山つづれ」などの新案を生み出し「縫箔」を開発…。
帯業界を何歩も前に進めた代表・前田章が代表を務める織元です。
この度もお着物通がよく好む逸品の袋帯をご紹介致します。
ご存知の通り、量産する機屋さんの帯ではございません。
素材、デザイン共に格別のこだわりを持って製作される名機屋。
飽きのこない意匠と風合いの豊かさ…
一目で上質を感じさせてくれます。
使われている「春繭の糸」は格別のもの。
春繭は、繭を結んでから十日の間にしか引くことができず、
半透明のつややかな白に、ハッとするような新鮮さがございます。
風情を感じつつも上品な一条…
優しいお色味と優美な意匠が女性らしい淡さや
品格を感じさせてくれる逸品です。
最高級の国産絹糸を用いておりますので、
しなやかさと柔軟性、伸縮性に優れ、
織物として薄くて、軽くて型くずれしにくい、
最高の締め心地を、味わっていただけます。
美しい光彩を見事に表現し軽やかな雰囲気を醸し出す袋帯、
良柄を厳選して仕入れて参りました。
【 お色柄 】
箔によって光を良き感覚で映し出す銀の地。
派手すぎるということもなく落ち着きすぎているわけでもなく、
とても親しみやすい柔らかな光沢を表現されております。
そこに織描かれたのは芭蕉の葉意匠。
植物が持つ本来のしなやかさを見事に織り出しました。
葉の先はプクっとはが折り込まれ、
可憐な雰囲気を浮かべるハートの意匠を見ることができます。
【 織匠 万勝について 】
2000年(平成12年)創業
すべての織物に日本の絹を使用。
日本の繭・水・糸にこだわる碓氷製糸農業協同組合で
紡がれ、細く強く光沢が最も良い「春嶺鐘月」の
春蚕の繭が糸に用いられている。
【 沿革 】
1952年 万勝現代表者・前田章が西陣の織職人の息子として生まれる
1960年 知識と経験を生かし名古屋帯を中心に製作を始める
(九寸緞子地の新作を手掛ける)
数々の新組織製品を発表する
1967年 三代目西田武司の下に織物の修行に入る
1969年 名古屋帯の感性で創作袋帯の製作にかかる
1980年 「北山斜子」実用新案下りる
1983年 「珀稜」「北山つづれ」実用新案、商標登録する
1992年 「縫箔」開発
2001年 白生地の制作に着手。オリジナル自社繊維を使い、
きものの制作活動を始める
織染工房一粋庵創作活動始める
2003年 10月「Textile Style」深化した色と織と題し
ギャラリー展を開く
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、観劇、付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
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