商品番号:1508333
(税込)
京の名門「織匠万勝」による、逸品袋帯をご紹介いたします。
【仕入れ担当 吉岡より】
フワリとしなやかな織り味と、
穏やかな帯地に映える印象的なデザインに惹かれ
仕入れて参りました!
帯地に広がる個性のお柄、独特の配色…
現代的な彩りの表現に極上の趣味性が発揮された、通好みの確かな逸品。
洒落ものの訪問着から付下げ、色無地などにハイセンスな後姿を彩るだけでなく…
牛首や大島などの高級紬にもコーディネートいただきたく思います。
良きお品のみ、こつこつと…
量産する機屋さんの帯ではございません。
お目に留まりましたらお見逃しなくお願いいたします。
【色・柄】
シンプルでいて、上質。
素材、デザイン共に格別のこだわりを持って製作される名機屋。
飽きのこない意匠と風合いの豊かさ…一目で上質を感じさせてくれます。
ふっくらとした真綿糸を織り混ぜた、しなやかな帯地。
淡い芥子色を基調にした地色に、深みのある蘇芳色を用いて
「新若葉文」と銘打たれた創作柄を織り成しました。
細やかな織の技術はもちろんのこと、
卓抜した意匠センスに加え、
全通に渡って浮かぶ彩りの妙を堪能いただきたく思います。
尚、本作品は本袋にて織り上げられております。
【本袋について】
ご存知の通り、高級品にのみ許されるのが、「本袋」。
表地と裏地を同時に、輪のように織り上げる帯のことでございます。
基本的に、表の地組織と裏の地組織は同じ様にいたします。
なぜなら、表裏の織巾が合わなければ帯にならず、
縫い袋のように、表裏別々に織った後で縫い合わせるわけにはいかないからです。
表裏同時に、輪のように織り上げる本袋帯。
織り場では、織りあげつつあるお柄を見ることができません。
したがって織人の熟練が必要とされますし、大変難しい織物です。
本袋帯と縫い袋帯を並べて見比べていただきますと、
すぐにお分かりいただけるかと思います。
その違いは、帯の両端、つまり耳の厚みでございます。
これこそが本袋帯の一番の特徴で、縫い袋帯の半分の厚みですので、
薄く綺麗にたたむことができます。
またお太鼓結びに締めていただくと、耳付きが薄いので、
前・横から見ていただいた時にお太鼓が大変綺麗に映ります。
【 織匠 万勝について 】
2000年(平成12年)創業
すべての織物に日本の絹を使用。
日本の繭・水・糸にこだわる碓氷製糸農業協同組合で
紡がれ、細く強く光沢が最も良い「春嶺鐘月」の
春蚕の繭が糸に用いられている。
【 沿革 】
1952年 万勝現代表者・前田章が西陣の織職人の息子として生まれる
1960年 知識と経験を生かし名古屋帯を中心に製作を始める
(九寸緞子地の新作を手掛ける)
数々の新組織製品を発表する
1967年 三代目西田武司の下に織物の修行に入る
1969年 名古屋帯の感性で創作袋帯の製作にかかる
1980年 「北山斜子」実用新案下りる
1983年 「珀稜」「北山つづれ」実用新案、商標登録する
1992年 「縫箔」開発
2001年 白生地の制作に着手。オリジナル自社繊維を使い、
きものの制作活動を始める
織染工房一粋庵創作活動始める
2003年 10月「Textile Style」深化した色と織と題し
ギャラリー展を開く
絹100%
長さ約4.5m(お仕立て上がり)
織匠万勝謹製
◇全通柄
※ガード加工
◆最適な着用時期 9月~5月(秋単衣から袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルなパーティー、観劇、コンサート、お食事など。
◆あわせる着物 洒落ものの訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召、紬の訪問着
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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