商品番号:1539108
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
数ある全国の産地の中でも常に人気の高い久米島紬。
今回は泥染めによる黒褐色やユウナのグレーとは一味違った、
滅多と見かけない草木の良色、それも単衣仕立てのお品を仕入れて参りました。
伝統を守りながら、その伝統に甘んじることなく研磨され、次世代へと伝えられるその技とこころ。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ほっこりと自然溢れる紬地。
こっくりとした琥珀色のその地に、小花の絣模様が織りだされました。
歴史と伝統、人々の思いが込められて。
天然染料で染められたお色は、着れば着るほどに味わい増すことでしょう。
一生どころか、世代を超えてお召しいただける素晴らしい紬でございます。
紬きものファンの方にとって、久米島紬は、憧れの一枚でございましょう。
例えば、ざっくりとしたお洒落袋帯や八寸帯で、優しく素朴なコーディネート。
また小粋な半巾帯で、軽やかカジュアルな装いを。
帯合わせ次第で様々な表情をご覧いただけることと思います。
大自然の育む久米島のあたたかい心。
どうぞ末長く大切にご愛用くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
表裏:絹100% (縫製:ミシン)
※居敷当付き
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
---|---|
裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
≪最長裄丈≫ 現状最大寸法です。(ミシン縫製のため)
※ミシン縫製につきましては、お直し時に針穴が
目立つ可能性がございますのでお直しはおすすめできません。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出かけ、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています