商品番号:1549926
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
年々希少になりつつある久米島紬。
特に最近では泥染のお品の生産が落ちていると聞きます。
それもそのはず。
泥染の作業がかなりの重労働のため、
職人さんの高齢化にともなって、
出来る方が限られてしまっております。
その希少になりつつある泥染の
久米島紬らしい柄を仕入れて参りました。
珍しい福木で絣糸を染めた作品。
問屋さんが別注された上がりたてのお品を買いつけてまいりました。
今回は節感のある牛首紬地を用いた八寸名古屋帯とのコーディネートセットをご紹介。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ!
【 お色柄 】
[着物]
穏やかなでありながらも存在感醸す黒茶色を基調にして。
伝統の絣意匠が三玉の構図にて織りだされております。
福木の黄色がアクセントとなってなんとも美しい仕上がり。
[帯]
一面に畝(うね)を浮かべた牛首紬の帯地。
随所に節の風合いも浮かぶ牛首紬ならではのハリ、
コシを備えた絹地は鮮やかな青を基調にして、
ふっくらとした刺繡にて、
存在感溢れるガレオン船の意匠が表現されております。
【 白山工房について 】
石川県牛首紬生産振興協同組合所属
石川県白山市にある国指定伝統的工芸品
牛首紬の織元。
白山工房の牛首紬地は「角印」がつけられている。
工房では糸づくりから機織りまでの作業工程の
見学や機織り体験も可能である。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
[着物]
絹100%
長さ12.7m 内巾37.5cm(裄最長約71cm)
沖縄織物検査済之証、沖縄県伝統工芸品之証がついております。
[帯]
絹100% 長さ約3.6~7m(お仕立て上がり時)
お柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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