商品番号:1547964
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
証紙は付属しておりませんが、
買いとらて頂いたお客様からの
情報と 絣の形状と地風より、
本場久米島紬かと存じ上げます。
伝統的な絣のデザイン。
【商品の状態】
リサイクル仕立てあがり品として仕入れましたが
着用跡もわずかな美品でございます
身巾 スリムめとなっています
【 お色柄 】
しっかりとハリのある泥染による茶の紬地に
凛とした墨色の縞間道に
井桁やトーニー ファナビーマなどの絣模様が
大胆に織りだされております。
こういったお柄は流行り廃りがございませんし
ご年齢を問わずにお召しいただけますので
おでかけやお食事などの肩をはらない
カジュアルシーンに末永く重宝していただけることでしょう。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:黒
身丈(背より) | 154.5cm (適応身長159.5cm~149.5cm) (4尺0寸8分) |
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裄丈 | 64.7cm(1尺7寸1分) |
袖巾 | 33.3cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 47.1cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 20.8cm(5寸5分) |
後巾 | 28cm(7寸4分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.2cm(1尺8寸0分) 袖巾34.5cm(9寸1分) 袖丈49.2cm(1尺3寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。