商品番号:1533591
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
十日町の名匠より…正統派の訪問着をご紹介いたします。
お柄付けもたっぷりとおもくちの一枚。
どこに出ても恥ずかしくのない逸品。
今回は西陣の名門川島織物の袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
まずは、どうぞ。
その美意匠をご覧くださいませ。
【 色柄 】
[着物]
さらりと肌触りの良い上質な丹後ちりめん地。
シボ高なその絹地をこっくりと深い黒に染めあげて。
お柄には波模様を背景にして、
貝桶や草花模様を一面に配しております。
深い地色に映える鮮やかな色彩が
お着物全体の雰囲気がいっそう華やかに感じられます。
代々受け継がれてきたその歴史に裏付けされた品格が漂う見事な仕上がりでございます。
奥行き深く、繊細な印象で正統派の古典を踏襲して。
水面に反射する朝日のように……
ところどころに配されたたっぷりとした金彩と、
上前の金駒刺繍が正統派意匠の豪奢な雰囲気をさらに高めております。
[帯]
しなやかな灰青色の帯地。、
意匠には蜀江華映と銘打たれた意匠が織り成されました。
奥行きのある面持ちに思わずため息がこぼれるような素敵な作品に仕上がりました。
【 川島織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.39
1843年(天保14年)創業
創業者 初代 川島甚兵衛
川島織物セルコン製の帯には、三本線と
軍配マークが織り込まれている。
初代・川島甚兵衛が京の地に創業して以来
その卓越した織物技術により美術工芸品としての
織物を多く手掛け、帯はもとより緞帳や能装束、
打掛などを製作している。
西陣では龍村と並び称される双璧をなす名門。
二代川島甚兵衞が、自らが織物の祖と仰ぐ
聖徳太子ゆかりの軍配扇を京都の広隆寺で目にし、
その図柄を商標に採用。
その後簡素化したものを、川島織物製の証として
「川」の字をイメージした三本線と共に帯に
織り込んでいる。
※2006年セルコン、川島織物販売と3社合併、
社名を川島織物セルコンに変更
【 吉澤の友禅について 】
新潟県十日町市にある染織の総合メーカー
吉澤織物の友禅部門
明治30年(1897年)創業
創業より織物業が主体であったが、1964年の
東京オリンピックを契機に日本の成長、
繁栄の世相を見越し、きもの総合メーカーへの
脱皮をはかるべく友禅の導入に挑戦。
紬絣のみならず振袖、付下げなどの
華やかな商品の開発に成功。
1975年以降はいち早くブランド戦略を展開。
「吾妻徳穂」「七代目吉澤与市」をはじめ
「吉田簔助」「矢萩春恵」「田中優子」などの
ブランドを次々に開発。
現在は八代目・吉澤武彦が代表を務めており、
2017年より十日町織物工業協同組合理事長として
産地の振興発展にも尽力。
染と織の両方を一貫生産するトップメーカーとして、
ものづくりを続けている。
美しいキモノなど、キモノファッション雑誌への
掲載多数。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
[着物]
絹100%
たち切り身丈約178cm 内巾約36cm(最大裄丈約68cm)
白生地には丹後ちりめん地を使用しております。
[帯]
絹68% 指定外繊維11% ポリエステル11% レーヨン10%
長さ約4.35m
六通柄
本袋
川島織物謹製
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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