商品番号:1531769
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
大変希少な作品を見つけて参りました…
藤山千春氏による手織の模紗織による特選九寸帯。
今までご紹介させていただいた凸丈に盛り上がる畦があやなす模様ではなく、
手仕事ならではの編み上げたような表情のひと品。
特にこちらのタイプはその織りの性質上、
通年お締めいただける大変重宝の仕上がり。
また、創作点数が少ないため、織り上がり待ちが現状。
今回非常に状態の良い、さらには色も抜群のひと品が
お仕立て上がりでお値打ちに入荷しました。
今後どれだけご紹介の機会に恵まれるかわかりませんので、
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかで張りを感じさせる帯地は落ち着きある深い黒色。
密に織り上げられた箇所と透け感をもたせた組織が匠に混ざり合い…
緑色や茶色、淡黄色で格子を込めたモダンな意匠。
織り込まれた色数は限られておりますが、平織と重なりあう
模紗織が奥行きを感じさせ、深みある彩りを帯姿に添えてくれることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちにお召しくださいませ!
【 模紗織について 】
読んで字の如く、紗を模した組織で、特別な織機を用いることなく、
組織的に糸状の片寄りを作成、隙間を空けることで通気性を確保し、
また他の織組織とあわせて意匠性を持たせる事も可能な技術。
何より、同じ模紗織の組織でも、糸の種類、筬の違い、
打ち込みの強弱、織布の目的で形や風合いが異なるため、
織手の個性も感じられる仕上がりとなります。
【 藤山千春について 】
染織作家
品川区伝統工芸保存会会員
母方の親戚が八丈島で機織りの仕事をしており、
幼少の頃より織物は身近な存在であった。
18歳で東京の女子美術大学工芸科に進学。
主席で卒業後、後に女子美術大学学長を務める
染織家・柳悦孝(やなぎよしたか)の元に2年間師事。
柳悦孝の元で染織技法やデザイン案についての
ノウハウを学び、独立。
柳の元で吉野間道に出会い、独自の感性を磨き
芸術性の高い吉野間道を創作している。
自宅の庭で育てた草木や八丈の親戚に送ってもらう
島の植物を用いた草木由来の染料で表現する絶妙な
グラデーションと今までの着物にない鮮やかな
色の組み合わせが作品の特徴。
【 経歴 】
1944年 東京都品川区生まれ
幼少の頃より母方の実家の八丈島で織物に触れて育つ
1968年 女子美術大学付属高校卒業
1971年 女子美術大学工芸科卒業
1975年 柳 悦孝先生(後の女子美術大学学長)に師事
1978年 品川区大井町(現在の作業場)で染織業を始める
国画展、日本伝統工芸展に出展
絹100%
長さ約3.7m(お仕立て上がり)
全通柄
◆最適な着用時期 季節は問いません
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています