商品番号:1532301
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
なんとも贅沢なちぢみの涼感…
透ける素材感とやわらかみが魅力的。
染織の一大産地、十日町で生まれた「明石縮」着尺をご紹介いたします!
年々希少に、そして高額になりつつある上質な夏物。
今回は重要無形文化財指定技術使用の越後上布八寸帯とのコーディネートセットをご紹介。、
この機会、お見逃し無いようご覧ください。
【 お色柄 】
[着物]
涼やかな白と灰色で市松模様を織りなし、、
その中に縞模様を織り成した、シンプルながら味わい深い趣き。
経緯とも、強撚糸による独自の技術、製法を用いておりますので、
清涼感のある独特の風合いがかもし出されております。
手に入りにくい盛夏のお着物の中でも、本当に丁寧に仕上げられたお品です。
[帯]
上布、ならではの織りひとつひとつの風合い…
素材そのものの訴えてくるような力強さ。
麻の素材感ある生地は、
深い墨色の無地で織りなして。
えもいわれぬ深みと奥行きある表情に仕上がっております。
【 重要無形文化財 越後上布 について 】
産地:新潟県魚沼地方
重要無形文化財総合指定第1号
ユネスコ世界無形文化遺産指定
現在では新潟県南魚沼市、小千谷市を中心に生産される
苧麻(ちょま、からむし)を原料とする織物
新潟県魚沼地方では、湿度の高い雪国の自然環境、
風土が麻織物の生産に適していたため、古来より
農閑期の冬仕事として、受け継がれており、
その歴史は非常に古く、1200年前の奈良時代
天平年間に織られた麻布が正倉院の宝物として
保存されている。
江戸時代には幕府御用となり、天明から文化期の
最盛期には 年間20万反もの生産高に及ぶ
一大産業であった。
明治時代以降は近代化とともに工業化が進み
古来からの 形態で生産される製品が激減。
貴重な技術を絶やさぬため、小千谷と塩沢の
両産地によって技術保存協会が設立。
後、1955年(昭和30年)5月12日に
国の重要無形文化財総合指定第1号に指定された。
また、2009年(平成21年)9月30日に、
ユネスコ(国際連合教育科学文化 機関)の
無形文化遺産に登録。
日本の染織技術としては第一号となる。
越後上布の素材である糸は、まず苧殻を抜き、
上布の原料となる皮の肉質をそぎ落として
繊維だけを取り、それを爪と指先で裂いて
より合わせてつくる。
緯糸は一反分を仕上げるのに約3ヶ月、
経糸は7ヶ月かかる。
糸作りのできる職人が減り、現在重要無形文化財の
認定を受ける「越後上布」の年間生産反数は
ごくわずかとなった。
越後上布・小千谷縮布の重要無形文化財指定要件は下記
一、すべて苧麻を手績みした糸を使用すること
一、絣模様をつける場合は手くびりによること
一、いざり機で織ること
一、しぼとりをする場合は湯もみ、足ぶみによること
一、さらしは雪晒しによること
【 明石縮について 】
特有の清涼感を持ち、美しく優雅で繊細な明石ちぢみは、
大正から昭和初期にかけて、一世を風靡したお着物です。
この明石ちぢみの技法の特徴は、緯糸に強い撚りを加え、
湯もみをして出す独特のシボと涼やかな薄地風にあります。
その薄く透けてシャリ感のある軽い地風から、
当時「蝉の翅(せみのはね)」と呼ばれ、
多くの女性達の旺盛なおしゃれ心を満たし、夏ものといえば明石と言われる程、 盛夏の一般的な外出着として定着していました。
現在は、新潟県十日町で織られ、
その素敵な生地風は、民謡にも語り継がれています。
「玉の汗にも縮まぬ 明石着れば透きます雪の肌 本場越後の十日町」
サラリとした地風に、軽やかな着心地をもつ明石ちぢみ。
しなやかでハリのある軽やかさをそのまま夏物にした生地は、
本当に、身にまとっていることを忘れてしまうほど。
着る者にも見る者にも、最高の涼感を運んでくれるお着物です。
【 十日町紬について 】
新潟県十日町で製織されている先染の絹織物。
経絣、緯絣などの技術を用いた緻密な柄が特徴で
絣、縞、格子をはじめ伝統的な柄から現代的な柄まで
多様な色柄のものがある。
[着物]
絹100%
長さ約12.3m 内巾37cm(裄丈70cmまで)
[帯]
麻:100% 長さ:約5m(未仕立て)
経、緯糸とも青芋の手積み
織機:いざり機で織ったものである。
【 付属証紙 】
越後上布・小千谷縮布技術保存協会の証紙
製作者:本田利夫
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 夏のカジュアルなパーティー、観劇、コンサート、行楽など。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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