商品番号:1529282
【 仕入れ担当 中村より 】
職人さんの高齢化や後継者不足により希少になってゆく伝統織物。
それでも産地では…
少数ながらも、新しい織り手、染め人さんへと代替わりし、
新しい感性によるものづくりがされております。
現在の首里花織の第一人者、赤嶺真澄さん。
那覇伝統織物事業協同組合の前理事長の
花倉織九寸帯を仕入れて参りました。
仕入れの際に思わず一目惚れしてしまった作品。
まるで沖縄の美しい海を思わせる傑作でございます。
本品は毎年開催されている首里織展に
出展された作品でございます。
軽い風合いの花倉織ですが、通常芯を入れてお仕立て頂きますと極端に透けることもなく
単衣~袷にお締め頂けます。
特に夏のご着用をお考えの場合には、夏用の帯芯でお仕立て頂ければ
単衣~盛夏でのご着用も可能です。
心よりおすすめ致します。
幾代先に受け継がれても決して廃ることのない品格ある逸品。
どうぞ存分にお楽しみください。
【 色柄 】
つるりとした肌触りの絹地。
美しいコバルトブルーのグラデーション。
横段に絽織の捩りが美しい透け感を演出しております。
お柄には花織模様を込めた横段を配して。
美しい琉球の海に日差しが反射するように…。
これ以上の作品はなかなか出会えません。
バイヤーが自信をもっておすすめさせていただきます。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100% 長さ約3.6~7m(お仕立て上がり時)
那覇伝統織物事業協同組合之証、経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙、
沖縄県織物検査済之証、沖縄県伝統工芸品之証がついております。
お太鼓柄(全通に絽入り、六通に花織入り)
◆最適な着用時期 単衣・盛夏(5月下旬~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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