商品番号:1515193
【 仕入れ担当 中村より 】
「八丈織 菊池洋守」氏-
ご存知の方、ファンの方も大勢いらっしゃることでしょう。
染織家:柳悦博氏に早くから師事されて学んだ織の技術…
他では類を見ない、非常に美しい織物をコツコツと生み出しておられました。
2019年、菊池さんはその実り多き人生に幕を下ろされました。
本当に残念でなりません。
今後新たな作品が作り出されることがなくなり、
あとは世に残る作品だけになりました。
今年一年間でも出会えたのは2度目。
当然ながら逝去されてから時間が経つほど希少になります。
今後このような良きお色の一枚に出会うことは叶わないかもしれません。
無地紬でありながらも感じられる無限の美しさ。
どうかお見逃しなくお願いいたします。
【 色柄 】
今回ご紹介のお品は平織の無地紬。
この上品なグレー、菊池さんにしか出せない、
紬でありながらも高級感が溢れ出ております。
計算され尽くした、糸の持つ質感、光沢、
他にはない仕上がりでございます。
現代のきものシーンでもすっきりと都会的に着こなせる一枚に仕上がっております。
この風合い、織にこだわり抜いた菊池氏ならではのもの。
お手元でお確かめいただきたい、織の傑作品でございます。
本当に、手間暇をかけてつくられます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【 菊池洋守 略歴 】
菊池氏は、八丈島に工房を構えて、黄八丈という伝統的な織物にとらわれず、
様々な織技法、天然染料と化学染料を併用し、独自の作風を確立されました。
それ故に八丈織など称される所以なのです。
艶があり、品格を感じる作品には定評があり、着やすい事もあって、
多くのファンの心をとらえる作品ばかりを生み出しておられます。
1940年 八丈島生まれ。
中学を卒業後、すぐに故・柳悦博氏に師事。
内弟子として7年間修業を続ける。
1962年に八丈島で独立。
白洲正子氏がなさっていた「こうげい」の店に作品を納品。交流を深める。
白洲氏の春と秋の展覧会には毎回、出品。
片野元彦・浜田庄司・芹澤けい介・古澤万千子などと、交流を持つ。
駒場の民藝館展に、数年に渡り出品。
◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
居敷当てなし・背伏せなし
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.3cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
◆最適な着用時期 5月後半~6月、9月~10月前半の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、パーティー、ショッピング、行楽など。
◆あわせる帯 洒落ものの袋帯、産地物の名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています