商品番号:1472073
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
素材の質感豊かなぜんまい紬地に色鮮やかな紅型にて
お柄を染めあげた、本場琉球紅型紬地八寸名古屋帯の
ご紹介です。
染は個性豊かなものづくりをされている
【 びんがた工房くんや 】による、琉球紅型としては
珍しい、異国情緒を感じさせる更紗を染めあげたお品。
小紋や織のお着物などのカジュアルシーンの帯姿を
印象的に演出してくれる事でしょう。
【 お色柄 】
程よく厚みのある、柔らかく地風のぜんまい紬地を
濃い浅葱色に染めあげ、青名の濃淡の配色で、孔雀に
象の姿をあしらった更紗紋がお太鼓柄で染めあげられております。
【 紅型工房くんやについて 】
沖縄県糸満市にある琉球紅型の工房
2003年(平成15年)設立
代表者 宜保聡
故:嘉陽宗久に師事した宜保聡が2003年に
設立した紅型工房。
創業以来分業ではなく図案から、型作り、染めの作業を
全て工房内で行い、紅型帯を中心にものづくりを続けており、
現在の生産反数は年間約100本程度。
「くんや」とは沖縄方言の「紺屋(染めもの屋)」に由来する。
【 宜保聡について 】
紅型師(琉球紅型)
紅型工房くんや代表
沖展準会員
【 経歴 】
1972年 沖縄県宮古島生まれ那覇育ち 糸満市在住
2000年 工芸指導所展の紅型を見て、紅型の道に進む
故:嘉陽宗久に師事
2002年 沖縄県工芸指導所研修終了
2003年 「びんがた工房くんや」設立
2005年 沖展「奨励賞」受賞
2006年 沖展「浦添市長賞」受賞
2007年 沖展「奨励賞」受賞
2009年 沖展「奨励賞」受賞
2009年 沖縄県糸満市に工房を移転
2018年 沖展準会員
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを3.9mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約3.6m前後で仕立て上がります。
柄付け:お太鼓柄
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
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