商品番号:1524017
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
紀元前の16世紀頃。
地中海にありましたオリエント文明から
エジプト、ギリシア、ローマなどに伝わり、
多くの偉人が愛した天然の染料でございます。
アクキ貝のパープル腺から採取できる
分泌液を原料とし作られる【 帝王紫 】。
2000枚もの貝でやっと1g染料ができるほどで
その希少価値の高さはうかがい知ることができるでしょう。
大変人気でいて貴族や皇族にのみ着用を許されていた、
高貴な憧れを是非纏っていただきたく存じます。
この機会をどうかお見逃しの無いようにお願い致します。
【 お色柄 】
帝王紫による美しい色糸や地と調和をなす彩りの絹糸は、
奥行ある幽玄な帯姿を演出します。
綿密に織り込まれたしなやかで結び心地の良い帯地。
趣味性の高い雰囲気を醸し出しております。
お柄は緑青の色彩を基調として煌びやかな額を創り上げ、
帝王紫の優雅なお色味を足した麗華の意匠を織り上げました。
花弁のひとつひとつに丁寧に紫の色彩を込めて、
あまりお見かけすることのできない
艶やかな表情でまとめられております。
クレオパトラが愛した色としても有名で
「世界で最も高貴な色」として
様々な逸話のある貴重な美を糸に託しました。
【 帝王紫について 】
「帝王紫」という特殊なお色は、その彩りの美と希少性により、
古代ローマなどでは高貴な位に就く者しか
使用することができなかったと言われております。
特殊な貝の色素から染め出した高貴でかつ、
美しい紫色でございます。
【 じゅらくについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.329
※(現・川島織物セルコン 身装・美術工芸営業本部
じゅらく営業部)
豊臣秀吉ゆかりの聚楽第にちなんだ
五三の桐をモチーフに繭玉に見立てたロゴを使用。
じゅらくは帝王紫や黄金繭など素材や染料を開発し、
着物の概念を破る斬新な帯を作り続けてきた
西陣のトップメーカー。
御所人形(別名:伊豆蔵人形)を商いとしていた
伊豆蔵屋を祖とした伊豆蔵福治郎が、1930年(昭和5)に
はじめた織物業『伊豆蔵福機業店』に端を発する。
1964年に「じゅらく」に名を改めた。
現在、川島織物セルコンの子会社として運営しており、
完全受注正産制を取っている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティーなど
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
この商品を見た人はこんな商品も見ています