商品番号:1523315
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
細やかな絣合わせ…
ムード立ち込める、本格の白大島紬。
上品に着姿を彩る爽やかなお色目が魅力の一枚をご紹介いたします。
織り元にお願いしましても、
汚れのつきやすい白大島は敬遠されるとのこと。
技術力、デザイン、構成、全てに満足できるような
本当に良い白大島に出会うことが難しくなりました。
今回は大変希少な「喜屋武八枚(きゃんはちまい)」の九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
滅多とご紹介は叶いませんので、
是非この機会をお見逃しないようお願いいたします。
【 お色柄 】
[着物]
清雅な白の絹地。
鮮やかな色彩の絣を用いて、
唐花文様を織り上げました。
色調の濃淡はもちろんのこと、そのモダンセンスな面持ちに
良きものはいつの世も変わらないということを、改めて実感させてくれます。
[帯]
今回ご紹介いたしますのは、琉球に伝わる花織の伝統技法を用いたひと品。
時代にあった現代の無地や格子などさりげないお着物に、
ぜひ合わせていただきたい表情を作り上げたひと品でございます。
紺、薄緑、淡黄の縞模様の入ったしなやかな帯地には、
「喜屋武八枚(きゃんはちまい)」の市松模様を織り上げております。
その間にはトゥイグワーなどの伝統絣模様が表現されました。
【 喜屋武八枚について 】
『喜屋武』とは南風原町内の地域の名称で、
『喜屋武』でおられた八枚綜絖の花織をさします。
喜屋武八枚は別名ヤシラミ織とも呼ばれ、
文様が鑢(やすり)の目に似ていることからこの名がつきました。
経糸2本一組、その2本の糸が色違いで入っており、
緯糸も2本の色違いの糸が交互に並ぶため、
細かい縞のような模様に見える織の表情となります。
その表現を可能にしたのが八枚綜絖。
織物の場合緯糸を通す杼道をつくるために、経糸を上下させますが、
その道具を『綜絖(そうこう)』といいます。
綜絖には平織りのための地綜絖と、花織のための花綜絖があり、
南風原花織では、仕事をしやすくするために、
既成のものではなく、独自に創作した綜絖が用いられております。
花織は文様によって花綜絖の枚数が変わり、
文様が複雑になればなるほど、花綜絖の枚数が増え、
作業が複雑になるため絣は1ヶ月平均2反程の織り上げが可能なところ、
花織は月平均1反織れるかどうか…それほどの手間暇がかかってまいります。
その中でも熟練の技術、手間隙を必要とするのが
この『喜屋武八枚』の織技法となっております。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
[着物]
絹100%
長さ約12.2m 内巾36m(最大裄丈約68cm)
通産大臣指定伝統的工芸品、本場大島紬織物協同組合の証紙が付いております。
[帯]
絹100%
長さ約3.6m (お仕立て上り時)
沖縄県伝統工芸品之証がついております。
おすすめの帯芯:綿芯 松
お柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティーなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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