商品番号:1541282
(税込)
室町の老舗、独特の意匠美を追求される
【 誉田屋源兵衛 】より、芭蕉地に刺繍をあしらった
九寸名古屋帯をご紹介いたします。
芭蕉の中でもしなやかでほんのりとした自然な光沢感の美しい上質な素材。
麻独特のハリがありながら、バリバリとした扱いづらさの感じにくい
柔らかく結びやすい風合いに仕上がっております。
実に夏らしい、爽やかで自然の息吹を感じる地風に、
優雅な金魚の刺繍をあしらって。
艷やかな絹糸で浮かび上がるお柄のふっくらとした立体感が、
清流のようなみずみずしい印象を誘います。
麻、上布、自然布などの夏のお着物や浴衣などに合わせて、
目にも体にも涼やかな着こなしをお楽しみいただけます。
誉田屋さんの浴衣と合わせてのコーディネートもおすすめです。
【 芭蕉について 】
亜熱帯から熱帯地方に生育する植物。
芭蕉の大きな特徴は、麻より繊維が堅いため軽く張りがあり風通しが非常に良く、一層さらりとした肌触りがあることです。
糸芭蕉を繊維として使用できるまでには、原木を栽培することから始まります。
そこから、皮を剥ぎ、木灰汁で煮、しごいて不純物を取り除き、水に浸し、用途に合わせた細さに裂き、結び繋げる…
実に手のかかる工程を経て糸芭蕉の繊維が出来上がります。
【 誉田屋源兵衛について 】
1738年(元文年間)創業
京都室町の帯の製造販売の老舗。
現在は十代目である山口源兵衛が、代々受け継がれてきた
技術とともに革新の精神を持って意匠、配色、素材、
一切の妥協を許さず、洗練された帯を作り続けている。
【 沿革 】
1738年 初代矢代庄五郎により、南矢代誉田屋創業、
西陣大火災後の復興に尽力。
1868年 6代目矢代庄五郎より、京都松尾出身の
山口源兵衛が7代目を継承。初代誉田屋源兵衛を名乗る。
西陣帯地大元卸商として「横綱」の称号を得る。
1917年 7代目誉田屋源兵衛没、8代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1933年 8代目誉田屋源兵衛没。9代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1981年 9代目誉田屋源兵衛没、現10代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
後、帯作りに専念。
1985年 全国の原始布を素材として個展を開催。
以後、インド、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
1994年 京都六条の江戸末期の町屋にて創業260周年展。
1999年 「京都誉田屋源兵衛帯ときもの展」開催。
2000年 「誉田屋源兵衛 織りの帯展」開催。
2002年 小石丸企画に対して日経MJ賞受賞。
日本の原種の繭である小石丸の復活と継続、
日本の染色技術の活性化に努める。
2003年 日本文化デザイン大賞受賞。
素材:芭蕉 長さ:約3.6~4.0m(お仕立て上がり時)
お太鼓柄
※お仕立てご依頼の際には、長さを指定して下さい(~4.0m前後まで)。
ご指定の無い場合は3.6m前後の長さで仕上がります。
◆季節 夏
◆用途 カジュアル
※帯地の特性上、手縫い仕立てのみとさせて頂きます。
また撥水加工はおすすめしておりません。
★名古屋仕立て(税込13,750円※帯芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込17,050円※帯芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込17,050円※帯芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態ですが、
裏地は付けないことをおすすめ致します。
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