商品番号:1537055
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
京友禅の人間国宝第一認定・初代上野為二氏の技と美を受け継ぐ…
弐代目上野為二(上野眞)氏の、特選糸目友禅訪問着をご紹介いたします!
現代に蘇る 先代に匹敵する審美眼による卓越した1枚!
ぜひこの機会にご検討頂けましたら幸いです!
【お色柄】
染地には、ほどよいシボの一越ちりめんを用い
ほのかに桜味をおびたオフホワイトに染めあげました。
そして上野為二氏の真骨頂でもある
繊細な糸目友禅の技を駆使して 描き出されたのが
梅の花壺、松華、そして笹の松竹梅の枝葉模様。
雅にはなやぐ彩りのバランス。
金彩などで縁取らない本来の糸目友禅が
かもしだす奥行きの美匠。
細やかながらたっぷりと柄づけされた
1枚は 格上の着姿で きっとハレしていただける
ことと思います。
社交シーンにさりげなく品を高めたいあなたにおすすめいたします。
どうぞお見逃しなさいませんよう、上野家の世界を存分にご堪能くださいませ。
【二代目 上野為二】
上野眞氏は初代上野為二氏の孫にあたり、
上野工房を広く世に知らしめた上野忠夫氏を父に持ちます。
【上野家四代家系図】
○上野清江(明治4年~昭和18年)
↓
○初代上野為二(明治24年~昭和35年)故人間国宝
↓
○上野清二(昭和10年~昭和58年)―上野街子(清染居)昭和18年~
○上野忠夫(昭和6年~昭和52年)
↓
◎弐代目上野為二(四代目上野眞)(昭和32年~)
※少々複雑ですが、上野眞氏は“弐代目・上野為二”を襲名する以前は、
“上野家”の四代目として創作活動をされておりましたため、この二つの名の作品が存在します。
昭和32年生まれの弐代目上野為二氏は、祖父「初代上野為二(人間国宝)」を輩出した京友禅の名門「上野家」の直系。
幼少より、祖父の技を習得・伝承することを宿命づけられ、京友禅美の研鑽に励んでおられます。
上野家の家名に基づき、上野為二生誕百年を経て正式に上野為二を襲名されました。
四代に渡り伝承される人間国宝の技と美…
是非この機会にご堪能いただきたく思います。
【 弐代目上野為二(四代目上野眞)について 】
京友禅作家
京友禅の名門・上野家の四代目
※1955年に始まった重要無形文化財及び保持者の
認定で、最初に認定をうけた友禅の人間国宝
初代・上野為二を祖父に持つ。
初代上野為二は古代加賀の研究を元に
京友禅に加賀友禅の趣きを加えた技法を生み出し
日本画と洋画双方の技術を学ぶことで絵画的
テーマと表現を深めた。
上野家のお家芸は繊細な糸目と独特の配色で
表現された茶屋辻や御所解模様で、初代上野為二が
残した松の図案は「上野家の松」として有名。
その作風を引き継ぎ、二代目・上野為二は
古代加賀の柄行を現代調にアレンジした作品を
制作している。
※1955年同時認定を受けた人間国宝は
加賀友禅 木村雨山
京友禅 田畑喜八
【 経歴 】
1957年 京都生まれ
1980年 学卒後、京友禅の染匠高橋啓に入門
1983年 上野を継いで先代職人たちと共に研鑽に励む
2003年 弐代上野為二を襲名。
■上野家初代 上野清江(明治4年~昭和18年)
絵画をよくし、茶人で俳句や和歌にも精通。
■上野家二代 上野為二 (明治34年~昭和35年)
重要無形文化財保持者・人間国宝
古典衣裳を模写し、自己の美学で再構築、
新しい友禅の形式美を築く。
昭和13年、友禅の世界で初めて
重要無形文化財保持者に認定を受ける。
■上野家三代 上野忠夫(昭和6年~昭和52年)
現在の上野工房ビルを建築
■上野家四代 上野眞(昭和32年~)
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たち切り身丈175cm(背より身丈165cmまで) 内巾37.5cm(裄丈71cmまで)
白生地には、丹後ちりめんを使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添いなど
◆合わせる帯 袋帯 綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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