商品番号:1531105
(税込)
味わい深い和姿。
稽古事にも重宝いただけそうな素敵な塩瀬生地に京友禅の美技…
弐代目・上野為二氏の染めが施された、手描き京友禅九寸帯のご紹介です!
【仕入れ担当 吉岡より】
スッキリとした地色に映える、上野氏らしい古典美に惹かれ
仕入れて参りました!
京友禅の人間国宝第一認定・初代上野為二氏の技と美を受け継ぐ…
弐代目・為二の手によるお品です。
初代上野為二氏のお品は、遺作ともなりますと本当に値がつけられなくなります。
その技と美を伝承された弐代目のお品ですので、
ぜひとも上野家ファンの方におすすめしたいと思います。
【色・柄】
今回ご紹介いたしますのは四世代に渡り伝承された人間国宝の技と美です。
白生地に用いましたのは、しなやかさとハリを備えた塩瀬地。
この地に、洗練された京友禅の世界をそっと込めたお品です。
地色は清雅な白色を基調として
意匠には、繊細な構図で「枝垂れ桜」の柄を描きました。
細やかながらも存在感のある面持ちに仕上がっております。
春を感じる花柄は、無地感のお着物にも、お柄のお着物にも、
メリハリをもたせて素敵にお召しいただけます。
付下げや色無地、小紋、御召などと合わせて、
個性溢れるコーディネートをお楽しみ下さいませ。
是非この機会に、こだわりの一条を…
どうぞお見逃しなく!
【上野為二氏について】
明治四年から昭和の十八年。
染匠・上野清江氏が、上野家の友禅工房として始まる基礎を築きました。
また、絵画、俳句、陶芸などに精通した風流人でもありました。
そこで培われた芸術センスはきものにおける図案下絵に開花し、
現在の上野家の繊細な友禅美の基礎を築くとともに、京友禅界に大きな影響を与えることになりました。
それから、初代上野為二の明治三四年から昭和三五年。
父親の清江氏に師事し、その芸術性をさらに発展させ、徹底的に古典意匠や染色技法の研究に尽くしました。
そして、「京加賀」といわれる加賀友禅の繊細さを京友禅に摂取した独自の作風を確立しました。
残された作品及びその技術は「日本染織界の至宝」として次代に伝承されています。
昭和30年制定・第一号人間国宝に指定されました。
また昭和六年から昭和五二年。
人間国宝の父、上野為二の後を継ぎ、その至宝を後世に残すことに尽力し、
現在の上野工房を確立したのは、染匠・上野忠夫氏です。
昭和三二年生まれの弐代目上野為二氏は、祖父「上野為二」を輩出した京友禅の名門「上野家」の直系。
幼少より、祖父の技を習得・伝承することを宿命づけられ、京友禅美の研鑽に励んでおります。
上野家の家名に基づき、上野為二生誕百年を経て二代目上野為二を襲名されました。
【 弐代目上野為二(四代目上野眞)について 】
京友禅作家
京友禅の名門・上野家の四代目
※1955年に始まった重要無形文化財及び保持者の
認定で、最初に認定をうけた友禅の人間国宝
初代・上野為二を祖父に持つ。
初代上野為二は古代加賀の研究を元に
京友禅に加賀友禅の趣きを加えた技法を生み出し
日本画と洋画双方の技術を学ぶことで絵画的
テーマと表現を深めた。
上野家のお家芸は繊細な糸目と独特の配色で
表現された茶屋辻や御所解模様で、初代上野為二が
残した松の図案は「上野家の松」として有名。
その作風を引き継ぎ、二代目・上野為二は
古代加賀の柄行を現代調にアレンジした作品を
制作している。
※1955年同時認定を受けた人間国宝は
加賀友禅 木村雨山
京友禅 田畑喜八
【 経歴 】
1957年 京都生まれ
1980年 学卒後、京友禅の染匠高橋啓に入門
1983年 上野を継いで先代職人たちと共に研鑽に励む
2003年 弐代上野為二を襲名。
■上野家初代 上野清江(明治4年~昭和18年)
絵画をよくし、茶人で俳句や和歌にも精通。
■上野家二代 上野為二 (明治34年~昭和35年)
重要無形文化財保持者・人間国宝
古典衣裳を模写し、自己の美学で再構築、
新しい友禅の形式美を築く。
昭和13年、友禅の世界で初めて
重要無形文化財保持者に認定を受ける。
■上野家三代 上野忠夫(昭和6年~昭和52年)
現在の上野工房ビルを建築
■上野家四代 上野眞(昭和32年~)
絹100% 長さ約3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
白生地には、新潟県五泉市の特選駒塩瀬地を用いております。
※おすすめ帯芯:突起毛綿芯 ◇お太鼓柄
◆最適な着用時期 1月~4月(袷の季節:春)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 趣味のお集まり、行楽、観劇、コンサートなど。
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
この商品を見た人はこんな商品も見ています