商品番号:1536168
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【 仕入れ担当 更屋より 】
たゆたう優美な感性…
幽幻に浮かぶ武家が愛した文様。
名門『染の北川』より美しさの粋を集めた
特選京友禅訪問着のご紹介です!
伝統を守りつつも時代の風を読んだ創作姿勢を心がけ、最上のものを追求する。
その精神は、作品群に克明に反映されております。
幾年月が流れれど、次の世代の方が袖を通したいお着物のひとつと存じます。
白生地に用いられているのはCHUL THAI No6。
タイの蚕「ノンナイ」の繭よりつむいだ絹布。
絹糸として世界一の美しき光沢を作り出すと言われております。
これまでの糸とは段違いの水分を含んでおり、
光沢、染め付き、手触りに至るまで、まさに「生の絹」というにふさわしい仕上がり。
お手元でご覧頂ければお解かり頂けることかと存じますが、
染料を素直に吸い込む為、一切の染ムラ、色ムラがございません。
染料の浸透率が高いためヤケに強く、美しい発色を永く永く保ち続けます。
素材、染、意匠。どこをとっても素晴らしいの一言に尽きます。
ぜひともお手元にてご覧いただきたく存じます。
【 お色柄 】
しっとりと肌上を滑るなめらかな絹地。
網目の地紋を浮かべつつ、シックな深紫色に染め上げて。
淡藤色で肩から裾まで流れるようにぼかしを込め、
その上にのびやかに蔦の葉の意匠を表しました。
裾元には染め疋田を細やかに込めて、波濤を表して…
隅々まで細やかに施せているのは、匠の腕はもちろん
素材の良さにより表されております。
上前にほどこされる緻密な金彩や染め色のぼかしなど、
細やかな部分にこそ北川ならではの美の感性が見事に尽くされております。
まさに京友禅らしい優しさと確かな北川の染技術が集大成された
ひとつ完成された出来栄えと存じます。
ご堪能いただけましたら幸甚にございます。
【 染の北川について 】
京の有名呉服メーカー
1955年(昭和30年)創業
※2017年廃業
様々な着物専門誌にも多く取り上げられ、
着物ファンに広く知られていた。
訪問着、留袖、振袖などのフォーマル品、
逸品物を創作。
染、意匠へのこだわりはもちろん、生地の
開発なども手掛け、「和木沢絹」
「CHULTHAINo.6(ジュンタイナンバーシックス)
などのブランド生地も有名であった。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈約185cm 内巾36.5cm (最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
白生地は「CHUL THAI No.6」を使用しております。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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