商品番号:1534865
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
日本の四季。
春夏秋冬、雪国では四季折々の自然の情景を明確に感じとることができます。
その美しく力強い情景を着物に映しとることが、私の仕事です。――
縮屋六代目・樋口隆司
「花風雪月」をテーマに創作を続けられている、
縮屋六代目・樋口隆司氏の小千谷紬ちりめん訪問着をご紹介いたします。
手仕事だからこその完成度、高度な絣技術にて
織り上げられた、表情豊かなお品で、現代の
街並みにもなじむ、ハイセンスな着姿を
お楽しみいただけることでしょう。
今回は紅花・草木染めで有名な名門≪新田≫さんの袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
その素敵なデザインをぜひお手元でどうぞ!
【 お色柄 】
[着物]
千数百年の歳月に渡り…
織りの技術を育て、研き、伝えてきた小千谷にて、
丁寧に丁寧に織り上げられた独特の地風。
サラリとした肌触りにほのかなシボ感。
縮緬の持つ特徴を生かしながらも、緯糸に数種の節糸(紬糸)を用いました。
両者のいいところを合わせ持つ、シャリっとしていてやわらかな風合い。
シワになりにくく、軽く、お裾さばきが良い点でもおすすめです。
白茶色と基調にした絹地には、
「積雪」と銘打たれたシンプルな意匠が表現されました。
お色は2色のみでコーディネートもしやすく、
現代の街並みにもなじむ、ハイセンスな着姿をお楽しみいただきたく存じます。
[帯]
軽やかでしなやか、素材感あふれる肌触りの帯地。
ふつふつよ節糸が浮かぶその地は青色をベースにして、橙色で格子のお柄が施されました。
ハッと目の覚める、現代的な色彩センス。
シンプルでありながら、洗練されたお洒落を感じる作品です。
【 よねざわ新田について 】
紅花染で有名な米沢にある織元
1884年(明治17年)創業
米沢新田家初代が上杉景勝公と共に越後から
転封となり米沢に移住。
後、十六代目新田留次郎が機屋初代として
1884年に新田を創業した。
当初袴地の製造が主だったもので、品評会にて
数々の賞を授けられ、『米沢袴地といえば新田』
と言われる程であった。
二代目新田熊雄は絽袴などの新製品を開拓。
その後、機屋としてこつこつとものづくりを続け
機屋三代目新田秀次の代で紅花と宿命的な出会いを
果たした。
以来、幻の花と言われた紅花にとり憑かれ、
ひたすら自ら納得のいく色を出すために染色に没頭。
四代目新田英行は、作品づくりにこだわりを持ち、
染・織 一貫生産化を進めた。
現在は五代目新田源太郎がその精神を受け継ぎ、
ものづくりに励んでいる。
【 樋口隆司について 】
小千谷縮作家
所属 日本工芸会正会員
小千谷産地を代表する縮屋の六代目
【 経歴 】
1948年 小千谷に生まれる
1971年 成蹊大学工学部卒業
1990年 第37回日本伝統工芸展 入選
(以後45,50,51,52,54,57,58,60回入選)
1992年 個展・北鎌倉美術館
1998年 個展・原宿・表参道・ネスパス(~2000)
2004年 日本工芸会正会員認定(中越大震災被災)
2005年 震災復興祈念個展…ネスパス
2008年 還暦記念個展…小千谷・東忠
【 小千谷紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年9月4日指定)
新潟県小千谷市周辺で製織されている紬織物。
小千谷縮の技法を活かし、江戸時代中期に
織り始められた絹織物。
原料は玉糸と真綿の手紡ぎ糸を用い、
絹独特の光沢と肌触りの良さ、軽く
温かみのある地風が特徴。
手摺り込みによる緯総絣と呼ばれる、
緯糸(ぬきいと)に絣糸を用いて織られる
多彩な絣模様や縞、無地など様々である。
[着物]
絹100%
たちきり身丈174cm 内巾37.5cm(裄71cm前後まで)
【 付属証紙 】
小千谷織物同業協同組合・小千谷織物
[帯]
絹100%
長さ約4.35m(御仕立て上がり時)
よねざわ 新田謹製
全通柄
※帯芯付き
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
※地風としては単衣仕立てがおすすめでございます。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
この商品を見た人はこんな商品も見ています