商品番号:1534117
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
ご存知の方も、決して多くはないでしょう。
こだわりのいいもん屋さんとして、こつこつと織り続けておられる、
西陣の名機屋、織匠神宮司。
室町の問屋街でもなかなかお見かけする事も少ない稀少な逸品帯でございます。
その洗練されたデザイン・織技術のルーツは老舗渡文。
現在独立をされ、こつこつとオリジナルの丁寧なものづくりをされております。
価値ある手間隙と吟味された素材は申し上げるまでもございません。
目の肥えた上級者の方はもちろん、
どなたをも唸らせる良い仕上がりは
お着物に詳しくない方が見ても上等品とお分かりいただけることでしょう。
創作点数が少ないですので、通常出回ることがございません。
目を奪う帯とはこのこと…息を呑む風格を備えた逸品。
まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
ざっくりとした太い箔糸を織り込んだ軽くしなやかな帯地。
深い鉄色(青みが深く暗くにぶい青緑色)の帯地。
意匠にはふっくらと浮き立つように
七宝波兎文が大胆に表されました。
凹凸豊かな緯糸や太箔、金銀糸をたっぷりと用い、
糸の動きを大切に、丁寧に丁寧に織り上げられて…
お柄にこれだけのボリュームをもたせ、さらに風合いは軽やか。
見た目の重厚感と異なり、「帯は重くてはいけない」の理念のもと、
図柄の制作から製織までを主人自ら行うことで、
裏に糸がわたらない手法にて軽やかに仕上がっているのです。
主人は渡文さんや丹波屋さんで長く修行をされた方、
織りへのこだわりと情熱には、なみなみならないものがございます。
【 織匠神宮司(じんぐうじ) 】
ご存知の方も、決して多くはないでしょう。
こだわりのいいもん屋さんとして、こつこつと織り続けておられる西陣の機屋さんです。
現在は、本土最南端の鹿児島県南大隈町に機を移設し、
手織り帯制作を続けておられます。
西陣では分業制の機屋も多い中、1から10まで全てを
ご夫婦で手掛ける手織りの匠です。
その洗練されたデザイン・織技術のルーツは老舗渡文。
こつこつとオリジナルの丁寧なものづくりをされております。
価値ある手間隙と吟味された素材は申し上げるまでもございません。
目の肥えた御着物上級者の方はもちろん、
どなたをもうならせる良い仕上がりは、
御着物はじめの方にも、間違いのないおひとつでございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙NO.2465 織匠神宮司謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、パーティー、式典、お付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地
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