商品番号:1273078
(税込)
京都・祇園を代表する高級呉服店『ぎをん齋藤』。
祇園町の芸妓、舞妓の花柳界をはじめ、料亭の女将や茶道・華道などの世界でも多数のご贔屓を抱えていることで知られる一流の呉服店です。
その『ぎをん齋藤』の帯制作を担っているのが【齋藤織物】。
通常であれば限られたルートでしたご紹介は難しいお品でございますが、
その限られたルートである問屋さんのご厚意によって大切にご紹介させていただきます。
和服の本流であり続ける事にプライドを持ち続ける齋藤織物による
他に類をみない傑作帯を是非ともご堪能くださいませ。
『ぎをん齋藤』は創業が天保年間、現当主で八代目となる齊藤康二氏が率いる、
百七十年余りの歴史をもつ老舗呉服屋の自社製造織元となります。
そのぎをん齋藤のイメージを形にし生み出してらっしゃるのがこの齋藤織物。
斎藤織物の物づくりの根底には、徹底的に素材にこだわり、
人間の手のぬくもりが感じられる技術が流れています。
おいしい料理には新鮮な食材が必要なように、帯作りにもいい素材が必要です。
かなりのこだわりを持ったグルメが増えていますが、着物通のかたでも、帯の素材にまでこだわりを持つ方は少ないのではないでしょうか。
斎藤織物の素材へのこだわりは、世界中どこへでも探しに行くほどの徹底ぶりです。
例えば、中国やブラジルで養蚕された繭をブレンドし機械で製糸した絹糸と、
滋賀県浅井町で手製糸した絹糸では、風合いや発色においても大変大きな差が生まれるなど、徹底的に素材を研究し、最高の帯を作り上げることを使命としています。
ここまでこだわった作品だからこそ、
人々の心をとらえて離さない魅力が生まれるのでしょう…
現在では国が文化財としての価値を認め、
たれ先に『文化庁文化財保存技術指定』と織り込みが誉れの証。
家宝にしていただいても、もちろん結構なひと品ということです。
この圧倒的な迫力…
筆舌に尽くし難いというのはこの帯のことを言うのでしょう。
お手を触れていただければおわかりいただけることと存じます。
生経(きだて:生糸の経糸)の、なめらかかつしなやかな帯地。
お柄の印象を引き立てるシックな黒地。
ボリュームたっぷりの唐織にて織り出された葡萄唐草の意匠。
ややくすんだ深みのある金糸使いに彩り豊かなお色味の主張。
藍鼠色や紫、白や緑が活き活きと存在感を遺憾なく発揮しております。
この佇まい、言葉だけではお伝えしきれません。
是非お手元で、その目で、その手で確かめていただきたく思います。
時代を越えて継承される伝統工芸の真髄。
限られた場の限られた方にしか販売されることのないお品です。
現実的に求められるような価格で齋藤織物さんの帯をご紹介できること、
本当に嬉しく思います。どうか一期一会のこの機会を大切にしていただきますよう、お願い致します。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹:100% 金属糸風繊維糸以外 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
齋藤織物謹製
耳の縫製:かがり縫い ※おすすめ帯芯:綿芯
帯のお柄付:お太鼓柄(タレ先にもお柄がございます)
◆最適な着用時期 10月から翌5月までの袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、叙勲、結納、初釜など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地
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