商品番号:1533441
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
絹に負けない、木綿の至宝…
古くから街着や旅行着、日常着として愛されてきた久留米かすり。
深く奥行きのある色彩に、絣の意匠が着姿をきりりと引き締める…
重要無形文化財、本場久留米絣をご紹介致します。
織のお着物ファンの方に是非ご覧頂きたいひと品、
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
今回ご紹介のお品は、久留米かすりの主流な色彩、
藍染めのお品となっております。
今でこそ藍の生産量が追いつかなくなり、阿波(徳島県)産の
藍を使用するようになりましたが、久留米絣の深い藍の色彩は、
藍の栽培に適し、良質の藍が採れた肥沃な大地の恵みといえるでしょう…
落ち着いた藍の色彩にて浮かび上がる、やわらかな絣の意匠。
きりりとした濃藍の綿地に、リズミカルに配された
菱のような文様をあしらった間道がやさしく浮かび上がります。
素朴な中にも凛とした、独特の情趣かおるひと品。
昔から絣は、洗えば洗うほど美しくなると言われていますので…
どうぞ末永くお手元で大切に、歳月を経ることで生まれる織のなじみ、
その風情をご堪能下さいませ。
※藍はその特質上、摩擦や湿気による色落ちが生じやすくなっております。
藍止め加工をいたしましても、藍が落ち着くまでに汗や摩擦で
色が移る場合がございますのでその点ご留意くださいませ。
【 久留米絣について 】
文部科学大臣指定重要無形文化財(1957年4年25日)
経済産業大臣指定伝統工芸品(1976年6月2日指定)
福岡県南部の筑後地方一帯で製造されている絣。
1800年頃に現在の福岡県・久留米藩の井上伝という
少女が、久留米絣の織り方を発案。
伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つともされる。
現在では着物の範囲にとらわれず、ストールや
トートバッグ、スニーカーといった製品の素材
にも用いられている。
織機(動力機)と手織のお品があり、
手織のものも、伝統工芸品と重要無形文化財技術の
二種がある。
重要無形文化財指定認定条件
以下の条件を満たしたもの
・手括りによる絣糸を使用すること
・純正天然藍で染めること
・なげひの手織り織機で織ること
綿100%
長さ約13.5m 内巾35.5cm (最長裄丈約67cmまで 最長袖巾肩巾33.5cmまで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、芸術鑑賞、お出かけ、お食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[バチ衿]
水通し4,950円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
[広衿]
水通し4,950円+ポリエステル衿裏880円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
※綿の着物は地厚な生地のため、裏地なしの単衣仕立てとなります。単衣仕立てで冬の季節にもお召しいただけます。袷仕立てをご希望の場合にはお問い合わせくださいませ。
※背伏せなし(背は袋縫い)・ポリエステル糸でのお仕立となります。
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」は、お仕立て前に生地の糊を落とし、ふっくらとした風合いに仕上げるために行う工程です。
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