商品番号:1529362
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
証紙などございませんが
アンテイックな久留米絣でございます
綿のきものに造詣のある方は
おわかりいただけると思います
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りました
袖たもと付近に画像のような汚れがございますが
目立つものではございません
※矢印の巾は1㎝です
【 お色柄 】
絹とも違う、ふっくらとした綿の手触り。
白と臙脂濃淡の絣にて小粋な
矢羽根の縞模様が一面に織り出されました
シンプルながら
いつまでも見飽きるということのない
奥行きを感じさせてくれることでしょう。
素朴ななかにも凛とした…独特の情趣かおるひと品。
規則的な文様に映し出された、奥深い魅力をご堪能下さい。
【 久留米かすりについて 】
『伊予絣』、『備後絣』とともに日本三大絣の一つともされる綿織物でございます。
久留米絣は、19世紀初めに一切れの木綿の古い布のかすれた糸をヒントに、
12歳の少女、井上伝によってはじめられたとされております。
重要無形文化財として指定されている久留米絣は、
その指定の条件として以下の三項目があげられており、
その技法は昔ながらの伝統として今も守られています。
「手くびりによる絣糸を使う事」
「純正の天然藍で染める事」
「投抒の手織機で織る事」
手くびりは、「粗苧」と呼ばれる麻の表皮をセイロで蒸し、
皮をはいで乾燥したものを使い、指先で絣糸を括っていきます。
このくびりの巧拙は絣の生命といえるもので、
鮮明な絣を作り出すためには高度に熟練した技術を必要とします。
純正の天然藍と指定されている藍染めは、藍建ての仕事から始まります。
10日から15日間瓶の中で自然発酵させ、大切に育て、
色の薄い瓶から順次、濃い瓶に浸すことを丹念に繰り返していきます。
藍は生き物。
常に色や泡の具合を見たり、
舌で味わうなどして最高の状態に保っておかなければ、
決して良い色は出せないといわれ、手数をかけてこの作業を繰り返していきます。
ぶくぶくと発酵する藍瓶。
藍の匂い。
そして、投杼を使って織るその姿。
200年の伝統と、それを継いできたことの素晴らしさに感動を覚えます。
このような、人々の手仕事が積み重ねられて生まれる久留米絣。
傾向として、大柄のものと小柄のものがございます。
大柄のやや派手なものは、久留米地方平野部で。
やや地味な小柄(蚊がすり)などは、久留米地方山間部で織られています。
【 久留米絣について 】
文部科学大臣指定重要無形文化財(1957年4年25日)
経済産業大臣指定伝統工芸品(1976年6月2日指定)
福岡県南部の筑後地方一帯で製造されている絣。
1800年頃に現在の福岡県・久留米藩の井上伝という
少女が、久留米絣の織り方を発案。
伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つともされる。
現在では着物の範囲にとらわれず、ストールや
トートバッグ、スニーカーといった製品の素材
にも用いられている。
織機(動力機)と手織のお品があり、
手織のものも、伝統工芸品と重要無形文化財技術の
二種がある。
重要無形文化財指定認定条件
以下の条件を満たしたもの
・手括りによる絣糸を使用すること
・純正天然藍で染めること
・なげひの手織り織機で織ること
表:裏綿100%
居敷あてなし 背伏せあり
肩滑りあり
身丈(背より) | 149.5cm (適応身長154.5cm~144.5cm) (3尺9寸5分) |
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裄丈 | 62.1cm(1尺6寸4分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 22.8cm(6寸0分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈64.7cm(1尺7寸1分) 袖巾32.5cm(8寸6分) 袖丈53cm(1尺4寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 真冬を除く袷・単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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