商品番号:1531686
(税込)
【 仕入担当 戸高より 】
西陣織の帯を手掛けて70年あまり…。
礎を築いたといっても過言ではない老舗の機屋【 辻梅機業店 】。
新たに生まれた技術をいち早く取り入れ、
時代の波を見極めてきた名門の一条をご紹介致します。
卓越したモダンなセンスにお着物姿も凛と輝く、
知性を感じさせる佇まいを演出しております。
訪問着や付下げ、紬のお着物にまで合わせても良いかもしれません。
老舗の技が感じられる一条。是非ご覧くださいませ!
【 お色柄 】
帯地は緯糸に銀を織り込んだ、かすかに煌めく雅な地。
白梅色から紫紺色までグラデーションを設けた織り上がりは、
ただそれだけでも美しさを感じさせる風情があります。
意匠は銀糸により表現された葡萄唐草のお柄。
目いっぱい蔓を伸ばし、豊穣に実を付け、
豊かな自然の恵みを織り描きました。
秋の単衣などにもおススメしたい柄付けとなっております。
エレガントな着姿をお作りになりたい方へ。
【 辻梅機業店について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.86
1934年(昭和9年)創業
1962年(昭和37年)設立
【 沿革 】
1972年 初代・辻岩吉滋賀県彦根で生まれる
1882年頃 京都西陣で織職人としての修行を開始
1897年 織職人として独立
1908年 岩吉の次男として梅次郎誕生
1934年 父・岩吉もとで織職人として修業をつんでいた
梅次郎が西陣の千本通上売立東入姥ヶ北町にて独立創業
手織の職人として織に携わりながら自ら商品を企画
販売し業績をのばす
1943年 徴用のため事業中断
1947年 手織で事業再開
1950年頃 業界ではいち早く帯を力織機で製作する技術を導入
1962年 会社組織として法人設立
株式会社辻梅機業店となる
1965年 振袖用フォーマル帯を中心に生産を展開
松園帯を商標登録してブランドとして展開
1982年 梅次郎長男の辻健之が社長就任
紋意匠にコンピュータをいち早く導入
株式会社デザイン工房設立
染色作家やブランドきものにコーディネートした製品を多数製作
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹80% ポリエステル5.08% 紙6.38% レーヨン8.54%
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 9月上旬~翌年5月の秋単衣・袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、織の着物など
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